事務局から資料3~5に基づき説明
資料3 平成28年度茨木市立図書館重点目標
資料4 平成28年度図書館事業計画
資料5 平成28年度図書館予算
会長:ありがとうございます。それでは、質問等ございませんでしょうか。
教えていただけますか。ひとつは、図書館ツアーを企画されているんですかね。これは、夏休み事業か何かで、子供向けの、ということになるんですか。
もう一点なんですが、ボランティアの方も、今、募集なさってらっしゃるんですね。
その状況と合わせて教えていただけますでしょうか。
事務局:図書館ツアーなんですけれども、何回かに分けまして、少人数で、8人までにさせていただいて、今までに、6月と7月とに、第4の木曜日と土曜日に、午前と午後2時から30分間ずつという形で、特に申し込みはいらないので、当日に来てください、ということで集まっていただいて、図書館の使い方ですね、新しくなっておりますので、図書館の本の並び方であるとか、自動貸出機とか予約コーナーの使い方、それからWeb-OPAC、館内の検索端末の使い方であるとか、内容を少しずつ変えながら、しております。
それを6月、7月、8月、9月、10月まで、月2回ずつしていこう、ということになっておりまして、毎月内容を変えております。
7月は、子ども向けの夏休みの自由研究なんかにも使えるものを、来週の木曜日と土曜日に考えております。
また、8月は、ホームページの使い方を行い、図書館のタブレットを使ったり、スマートフォンを持ってきていただいて、ホームページでどういう風に進むのか、ということをご案内させていただこうと思っていまして、今のところは、小規模な形で、10月までと考えております。
今後、そういう要望が出てきましたら、どういう風にできるかを検討しながら、やっていきたいと考えております。
会長:今、聞き逃しましたが、子どもさん対象なんですか。
事務局:7月の分は、子どもさん対象で、それ以外は一般の方です。
別に子どもさんが来られても構わないということで、来ていただいた方に合わせてしましょう、ということになっております。
7月の分は夏休みですので、小学校中学年くらいの子どもさんが対象です、という形でやっています。
会長:今のお話でしたら、試行段階のような感じでお聞きしたんですが、そういうことで、事業計画には上がってきていないのですか。
事務局:はい。
会長:ボランティアの方は、結構集まってらっしゃいますか。
事務局:市民ボランティアの募集のことでよろしいでしょうか。
一昨年、初めて市民ボランティア、ということで始めさせていただいて、今年2回目の募集をさせていただきました。
説明会と、昨日、講習会を終えさせていただきまして、説明会の申込が、2回で合わせて36名ありまして、説明会は、ほぼ36名、みなさん参加していただきました。
説明会と、昨日の講習会を両方受けていただいた方から、参加の申込をしていただくということなんですが、昨日、お一人だけ来られなかった方がありまして、35名受講していただいております。
その後、来週28日に、こちらは参加自由なんですが、もう一回講習会をいたしまして、その後、事務手続きを経まして、10月から実際に活動に参加していただくという形で進めております。
会長:最初、そのボランティアを募集なさるという時に、ここでも議論があったと思うんですが、具体的な仕事としては、イベントの協力とか、それから資料の整理ですか。
事務局:当初は、イベントの協力ということで、講演会なんかの時に、受付とか、そういうところから参加していただくとか、子供向けのおもちゃづくりなんかをやる時に、おもちゃづくりのキットを一緒に作っていただくところから入っていただいて、実際、当日は、子どもたちの指導にあたっていただく、ということで始めさせていただきました。
途中から、本の修理ですとかの講習会をさせていただいて、その講習会で習っていただいたことを使っていただいて、資料の修理とか、そういったことにも今、一緒にしていただいております。
会長:ボランティアの広告を見ていても、結構、163回397人ということで、ずいぶん参加が多いな、ということで伺ったんですけれども。これは延べですから、この35人、36人というのは、去年と同じくらいの数と見てよろしいんですか。
事務局:そうですね。一番最初が10月から始まりましたので、最初の年が、半年間の実績になっておりますので、27年度が、初めて1年間通してさせていただいたことになります。
やはり、行事自体は、何回もということではないんですが、分館も含めまして、毎月やっているおもちゃづくりですとか、ライブラリーフェスティバルですとか、ロビー展示をさせていただいた時に、開館時間内、お一人ずつ案内に入っていただく、ということで、展示のところに居ていただいたりするので、やはりロビー対応になりますと、多くなってきております。
やはり、居ていただいているので、利用者の方から質問があった時には説明していただいたりとか、ご意見いただいた時にはすぐに伝えていただいたりとかで、非常に、我々だけでは成し得ないところも担っていただいているかな、と思っております。
会長:その活動をなさっておられる方は、この講習を受けた方に限ってらっしゃるんですね。
その人数が、去年と、35人というのは同じくらいなんですか。
事務局:今現在、活動していただいている方は、20名になっております。今回、新たに募集させていただいて、申し込みいただいた方が35名。
新たにやってみたいということです。
会長:3倍くらいに増えているんですね。
事務局:そうですね。一昨年、始めたときは、26名だったんですが、年齢の上限を設けさせていただいた関係ですとか、やはりご自身のライフスタイルの関係で、来年度はやりません、というような方もいらっしゃって、今年度は20名になっておりました。
会長:そうですか。ありがとうございました。
他、いかがですかね。
委員:市民ボランティアさんというのは、将来的に、今は、どちらかというと、業務の方を一緒にやられているようなんですけれども、図書館側としての将来の展望というか、位置づけというのは、色々考えられると思うんですけど、各市、ボランティアも色んな形で、図書館の業務のサポートであったりとか、もうちょっと違う、市民の参画を自発的に促していくみたいな、図書館はあくまでも場所を提供するとか、そういう考え方もあるかなと思うんですけど。
図書館側としては、将来的に何か、今の形をそのまま続けていくのか、発展的に何かお考えなのか、というのがもしあれば、教えていただきたいんですけれども。
館長:多くのボランティアの方々に、中央図書館、分館と関わっていただいてるんですが、今回、市民ボランティアさんを募集ということで、させていただいたところなんですけれども、まず、様々な図書館の業務にご参画ください、というような仕組みを作りました。
業務が決まっている中で、そこに参画します、ということで、参画していただいているんですけれども、今、ご指摘いただきました内容につきまして、今後、例えば、業務によってグループ化するであるとか、今も、やはり市民の皆様に関わっていただいている視点で、色んな事業をする中で、新たな視点とか、意見をいただくことが多いんですね。そこを、どう一緒に取組んでいくか、というところを、グループ化を含めて、そこをボランティアの方々が担っていただけるような方向性としては、考えております。
ただ、そこが1年先であるのか、2年先であるのか、というところについては、まだそこまで至っていないというのが現状でございます。
会長:よろしいですか。
委員:はい。
委員:おはなし会なんですけれども、ずいぶんたくさんやってらっしゃって、茨木の図書館は、おはなし会、結構活発じゃないかと思うんですけど、でも最近、どこでもおはなし会を一生懸命するのは良いけど、本を読む人があまり訓練とかしていなくて、うまく読めないために、来る子どもたちがどんどん減ってきたりとか、という話をちょこちょこ聞くんですよね。
世の中が「子どもたちに本を読み聞かせましょう」という運動をしているから、一生懸命そういう催しをするんだけど、やっぱりそこで、本を読む人の技術が追いついていないために、子どもたちが途中から遊び始めるとか。
ここでも、おはなし会の本を読む練習もやってらっしゃるみたいなんですけれども、そういう傾向はないんでしょうか。
事務局:図書館でやっております、おはなし会の、おはなし会ボランティアにつきましては、ここでも上げさせていただいております研修会のほかに、2ヶ月に1回は、自主的に、ここで練習会というのをやってくださっています。
その他、小学校とか、開催依頼がありまして、開催する場合は、事前に行くメンバーで練習会をしたりという風に、お互いに練習して、技術を磨きながら、おはなし会を実施していっています。
ただ、定例のおはなし会につきましては、平日開催のおはなし会につきましては、来ていただいている子どもさんたちのライフスタイルの変化なんかもありまして、人数が少なくなっているところがあるかな、と見ているんですが、おはなし会自体、上手でないといけないとか、技術的に、というようなことよりも、子どもたちにお話を伝えたい、というのが主なのかな、と思っているんですけれども、必要な研修は、図書館の方からもさせていただいておりますし、それぞれボランティア自身が、独自の練習というのも重ねてやっております。
委員:この朗読会というと、今度は大人の人相手に朗読ですよね。
そうすると、もう一段難しいとお聞きしたんですけれども、そういうのもやっぱり、技術を磨くようなシステムとかあるんですか。
事務局:朗読会につきましては、こちらの方は、おはなし会ボランティアではなくて、録音図書の方を作っています、音訳ボランティアの方で実施しております。
茨木でありましたら、グループ藍野というグループがありまして、普段は、対面朗読ですとか、録音図書を作成しているグループになります。
こちらの方は、市内の高齢者施設ですね。やはり、なかなか図書館に来ていただくことが困難でありますとか、本を読んでいただくのが難しくなってきている方のところに、もし可能ならば、録音図書とかも借りていただけるようになれば、という思いもありまして、音訳ボランティアで、市内の高齢者施設の方におじゃまして、朗読会をさせていただいている、ということです。
来ていただいているのは、デイケアセンターとかに、通所で通って来ておられる方になります。
また、その日、デイケアに来ていらっしゃる方に集まっていただいて、聞いていただける方の前で、という形でさせていただいております。
委員:やっぱり、おはなし会とか、朗読会とかっていうのも、本を読む技術がいるということをお聞きしたことがあったので、そういう点でも、図書館がサポートしていけるようになるといいかな、という風に思ったんですけれども。
館長:今、申し上げましたように、おはなし会ボランティアの方、朗読をしていただいている方、これはスキルが必要なことでございますので、講習会を設定して、向上に努めていただいて、というところでございます。
おはなし会については、やはり読み聞かせだけではなくて、素話ができる、という、物語の世界へ誘うようなスキルが必要になってきますので、なかなか、おはなし会ボランティアさんを募集して、そこの技術に至るまでは、時間がかかるということがあります。
そこで子どもたちに、図書館で読み聞かせやおはなし会を、どう充実していくか、というところなんですけれども、当然、スキルを持ったお話、読み聞かせも必要であると思っています。
それに加えて、家で、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが、本の読み聞かせをするように、今、いろんなところでやっていますけれども、中学生や高校生、ボランティアの方々が、一定の、最低限のスキル、読み方を身につけてやるようなおはなし会などが、もっと市民の皆様が参画できるような形があれば、なお充実していくんだろうな、というような視点は持っております。
会長:よろしいですか。
たしかに、おはなし会なんかのボランティアの人たち、お互いに技術を高めあうといいましょうか、そういったことは、絶対必要なことだと思いますね。
そういう時に、ポイントになるのが、中心になる人ですね。そういう技術を持った人が中心になっていらっしゃいますと、やはり厳しくですね、いくらボランティアだといっても、いい加減なお話はしないんだと、そういう思いでやってらっしゃるグループの方も存じていますしね。
やっぱりそういった意味で、お互い高めあっていっていただけるような、そういうボランティア活動も、ひとつ視点にいれていただけるとありがたいですね。
では、他ございませんか。
それでは、無いようでございますので、以上で3点目「平成28年度重点目標と事業計画について」承認ということで、よろしいですね。
ありがとうございました。
それでは、最後に4点目「その他」ですが、事務局から何かございますでしょうか。