事務局から資料1・資料2・資料3に基づき説明
資料1 平成29年度事業の取組状況
資料2 平成29年度統計
資料3 北摂地区7市3町図書館広域利用状況
会長:以上で案件2「平成29年度の事業実績について」の報告は終わりました。
ご質問等ございましたら、お願いします。
委員:29年度に行ったアンケートは、最近毎年のように行われているようですけれども、小学校2年生・5年生・中学校2年生に対するアンケート調査っていうのは、3年に1回くらい行われているんですか。
事務局:子ども読書推進に関するアンケートのことでございますね。
概ね、2、3年に1回ということで、前回は平成26年に子ども読書活動推進計画の策定の時に行いまして、29年度は2回目になっております。
この後は、2年に1回というような計画です。
委員:それでちょっと質問なんですけど、質問項目の中に「あなたは月に何冊くらい本を読みますか」というので、10冊以上読んでるというのが結構多いんですね。
中学2年生でも10パーセントとかね、小学生でも4割とか、かなり多いんですけど、この冊数の中にはマンガの本は入るか入らないかということなんです。
マンガの本を月に30冊読んだって、それがどうしたということになると思うんですよ。
ですから、私は思うんですけども、マンガの本を含まないんだったら「マンガの本は除く」と、入れてもいいんだったら「マンガの本も含む」と、そういうことを明記したうえでアンケートを行っておられるんでしょうか。
どうでしょうか。
事務局:マンガの本は含んでおりません。
調査の時にも、マンガとか教科書は含みませんと、質問用紙にも書かせていただいております。
委員:はい、わかりました。
それだけです。
会長:今の質問は、資料に出てましたか。
委員:いえ、去年度の資料ですね。
会長:そうですね。
ちょっと初めての方もおられるので。
委員:もしもまだそういう措置をされてないんだったら、今度からマンガを含むか含まないかハッキリさせてもらいたいと言おうと思って確かめたんです。
それが、マンガは含まないということを言っておられるんで、それはそれで結構だと思います。
会長:はい、わかりました。
他、いかがでしょうか。
私の方からですが、統計を見てましたら、駅前のポストの返却冊数がかなり増えてませんか。
事務局:そうですね。
年々、増えてきておりまして、多く活用していただけているのかなと思っております。
会長:それはやはり、鉄道を利用する人の図書館利用者が多いというふうに見ていいんでしょうかね。
事務局:はい、それはそう思います。
返ってくる本を見ますと、やはりJRのポストには、穂積図書館ですとか、中条図書館の本が多かったり、場所によって若干の傾向は出ているように思います。
会長:そうすると、資料3の広域利用との関係ですね。
これにはやっぱり、利用状況から、返却ポストにもかなり影響しているというふうに見てよろしいですかね。
事務局:はい。
特に朝、出勤前に返してから電車に乗って行かれるという方もあるのかなと思います。
会長:そうですか。
ありがとうございます。
あと、報告の中でもあったんですが、やっぱり利用統計が下降気味だと。
その原因、あるいは対策について、職員間でお話をされる中で、いくつかのことを挙げられていましたが、その辺でもうちょっと何か報告できることがあったら、お願いできますか。
事務局:まず分析自体は、以前からも協議会でもお話ししているんですけど、例えば年齢別に、蔵書構成、選書が正しいというか、今のニーズに合ってるのかどうか、そういうところを見直していく必要があるということで、今はデータを出して、職員間でどういったふうに分析をして、どうしていくかということから取り組んでいます。
大きくは、図書館を利用していただけてない、今実際に図書館に来られてない方にどういう風にアプローチしていくのかというところが大きいところなのかなと。
そちらの方に繋げていけるように、実際の市民のニーズがどこにあるのか。
資料提供はもちろん、蔵書もですし、例えばその蔵書の魅力を伝えきれてないのではないかとか、図書館自体を知られていないのではないかということで、周知の部分というところも大きいのかなという話はしています。
会長:ありがとうございます。
29年度の利用結果を見て、今後の対応をどうするのかというのは、やっぱり一番重要なことだと思うんです。
今、いくつかの点を挙げられた中で、特に今年度に入って、新たにそういった課題のような所で、何かこんなことをやって行こうとか、実際やっているとか、そういうような何かありませんか。
案件3の新事業の所に関わってくることになるかもしれませんけれども、もし、今の報告との関わりで、何かお話しできることがあれば。
案件3ででも結構です。
事務局:以前もそのようなお話になりましたので、「図書館を使いこなそう講座」を今年もやっていくというようなお話をさせていただきました。
それもありますし、明日、子ども向けの図書館脱出ゲームというのをする予定になっております。
図書館の使い方を知りながら、ゲーム形式で楽しんでもらえるような内容です。
以前、瀬戸口先生からもご指摘があったように、周知の部分で、ツイッターであるとかフェイスブックというのもやっぱり強いのではということで、今年度は、ツイッターやフェイスブックに色々上げるようにしていますし、終了後も「こんなんだったよー。」という報告も、なるべく上げるような取り組みをしています。
会長:そうですか。
ありがとうございます。
今、ご報告いただきましたが、案件3でまた補足することがあれば、お話しいただきたいと思います。
他、いかがでしょうか。
何かございませんか。
委員:読書活動については、学校図書で子ども達は本を読んでるんですよね。
先生方も努力されてて、「この本がいいから読みなさい」とか、朝の読書の時間とか。
それで10冊以上とかも読むとなってると思うんですけど、読書意欲、本を読みたいというのは、かなりそこで満足されてると思うんですよね。
でも、図書館に来る、学校図書館でかなり読書意欲が満足されているのに、なおかつ休みの日とか、空いてる時間、休みの時にエネルギーを使って図書館に来るという、その部分ですよね。
それを、今、一生懸命ねらってるんだと思うんですけれども、難しいところがありますね。
図書館に来ない子が本を読んでいないかといえば、そうでもないということです。
会長:図書館に来ない人への対策ということですか。
委員:なんで図書館に来なければいけないのか。
本はもう読めてると。
好きな本は買ってでも読めるし、学校図書もかなり充実してるので、学校で読めます。
読む時間も先生方が努力して作ってくださってるし、興味付けもしています。
どうでしょう。
会長:その辺は、先生方は何かご意見ございませんか。
委員:幼稚園、認定こども園の沢池で言わせていただくと、4歳児は週に2回貸出日があり、そこで2冊借りて、かなり読んでいます。
5歳児は毎日です。
毎日借りて、持って帰って読んでいます。
5歳児は自由にしていて、火・金だけは持って来ましょうとしています。
去年、最高数読んだ子は、1年間で300冊超えました。
かなり地域性もあると思うんですけど、図書に関することは強いです。
去年、保護者のPTAの新聞でも図書を特集されました。
そういうところから、図書館を利用するのを何を目的とするのか。
何か作って遊ぼうがあれば来たりとか、人形劇をしてくださったら来たりとか。
それで、また違う、幼稚園にない絵本を借りて帰ったりとか。
図書館に行こうのねらい・目的は何だろうと今おっしゃったと思うんですけど、絵本に関して、読書に関してはいけてるかなと。
委員:かなり努力されてるんですね。
会長:図書館側のご意見はいかがですか。
委員:この前、夏くらいに読書感想文の講座をされるということでしたね。
確かに読書できる環境というのは、今、結構充実はしてきてると思うんですけど、家の子どもも読書感想文を書くという宿題が課せられてて、その書き方の指導って、日本の場合はしっかり指導されてこなくて、親も四苦八苦してたりして。
講座をされて、人気があったというのは、それなりのニーズがあって、たぶん保護者の方もどうしていいもんかというところでしょうね。
子どもさんは読まれてるんですけど、たぶん一方で全然読んでない人もかなりいて、その読んでない人にどうアプローチしていくかというのは、かなり重要だと思うんです。
たぶん大人でもそうだと思うんです。
読む人はすごい読んでるけど、読まない人は本当に全く読まないような状況で、子どもさんでもすごい読む子はどんどん自分で借りて読んで、学校図書も借りて読んでるとは思うんですけど。
そこら辺は、たぶん親と連動してると思うんですけど、そこら辺のアプローチが大事かなと思いますね。
きっかけとしては、さっき言っていたような、ちょっと親の助けになるようなことを子どもに対してやっていくというのは、一つの方法としては、ありかなと思ったりしています。
あと、図書館を利用してない人への広報というところでは、茨木でやっている調査とか、住民全体に対してのアンケートみたいなのがあれば、そこに図書館に対する意見を聞けるような一文を入れてもらうとか。
なかなか、図書館でアンケートしても、図書館に来る人からしか意見が聞けないと思うんです。
図書館に今何を求めているかというのは、人によって色々だと思うので、その辺りが聞ければ一番いいのかなと思います。
委員:何を求めているか。
会長:その辺がしっかりと把握できれば、そういった来ない人たちへどのようにターゲットを絞るか、そういうのがはっきりしてくることにもつながると思うんですが、その辺はまだまだ分析が足りないとは思いますね。
委員:行事ばっかりでもね、工作だけというのも何かなと。
工作を時々共催させてもらってて、たくさん来られて、その人に必ず最後に本を見て帰ってねとは言うんですけど。
いいきっかけやなと思いますね。
「初めて来ました」という方もいらっしゃったりするので。
でも、読書というのに関しては、この頃は、小学校・幼稚園からすごい努力されてて読んでるので、本の貸出だけではどうも弱いような気がして。
委員:小学校の現状をお伝えさせていただきます。
今、学校の方に、図書館支援員さんが全校1人ずつ配置されているので、その方の力というのは大きいなと思います。
環境もすごくきれいに整えてくださいますし、子ども達がいつでも図書館に行ける、いつも開いている。
前は、先生が開けに行ってとか、委員会の子が開けに行ってとかしないと常には開いていなかったのが、今はずっと常に開いているというのがすごく大きいなと思っています。
だから、子ども達は、すごく本にはよく親しんでいるし、朝の読書の時間はよく読んでるんですけど、今学校現場で見てて思うのが、楽しみ読みの本、絵本とか児童幼話とかそういうのはみんなすごい読むんだけど、調べるところの力がちょっと弱ってきているかなと。
それは、私達も危惧している所で、インターネットに押されがちというのは、私達もなるべく子ども達に「本も使おうね」とは言うんだけれども、子ども達は調べるといったらインターネット、パソコンで調べることが増えて来ていて、調べるという時に本を使うという子は減ってきてるんじゃないかなと思います。
そこら辺は、まだまだ学校現場の方も努力が足りない所もあるなと思ってるんですけど。
楽しい本、迷路、クイズとか、そんな本はどんどんみんな読むんだけど、「自分で考えて、もっとここ調べて」みたいな部分は、本でなかなか鍛えきれてないかなと思います。
以上です。
会長:そうですね。
いちおう、課題は来年度以降、今年度も含めてですけども、今後の課題でもありますので、案件3、あるいはその他の所で、またみなさんのご意見をいただきたいと思います。
とりあえず、利用の低下に対してどのように分析をしていくのか、そして、その対策としてどのような対策をとっていかれるのか、そういった所を、また図書館側の考え方をお出しいただけるとありがたいと思いますので、また何かハッキリつかめましたら、よろしくお願いしたいと思います。
いずれにしても、今の子ども達の読書という所で、ポイントは絞った形でいけるようになりましたけども、毎年、要覧の中で年齢別の利用統計が出ていますので、そういったものなども参考にして、果たしてどれくらい落ちているのか、落ちていないのか、そういうところも検討の題材にしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
その他、何かございますでしょうか。
委員:先ほど、駅前の返却ポストの話が出たんですけど、それに関してちょっと聞きたいんですけども。
私は返却ポストを利用してないんですけども、CDは返却ポストに入れないというようになっているんですけど、それは徹底されてるんでしょうか。
駅前のポストにCDが入れられて、破損したりとかはないんでしょうか。
事務局:CD・ビデオにつきましては、「入れないでください」ということでお願いはしているのですが、全く0かと問われますと、残念ながらそういうケースもあります。
ただ、今現在のところ、そのせいでCDに聞けなくなるほどの破損があったというようなケースには至っておりません。
また、入っていた場合は、次にその方とお話しできる時に、「入れないでください」ということを、口頭でお願いしています。
会長:そうですね。
誰が借りてたかは把握できる訳ですから。
それが返ってきた時には、把握ができたら、すぐに連絡をして、そういうことをしないようにというお願いをするのが一番いいでしょうね。
よろしいでしょうか。
委員:はい、わかりました。
会長:後はよろしいですかね。
それでは、以上で案件2「平成29年度の事業実績について」を終わらせていただきます。
続きまして、案件3「平成30年度事業及び予算について」を議題といたします。
事務局の説明を求めます。