ページの先頭へ

中央図書館(総合窓口)
所在地:〒567-0028 大阪府茨木市畑田町1番51号
電話:072-627-4129 ファックス:072-627-7936
メール:cyuotosyokan@city.ibaraki.lg.jp

メールフォーム

このサイトについて

サイトマップ

All Rights Reserved, Copyright©Ibaraki City Library

日時:平成31年2月18日(月曜日)午後4時から午後5時30分
場所:中央図書館2階会議室
出席者:(敬称略)
委員:大浦、川野、國松、竹島、長澤、増田、森、森下
事務局:乾(部長)、川上(館長)、吉田、中村、濱口、上辻、川越、中濵、寺田、藤井、鈴鹿
  1. 平成31年度重点目標(案)について
  2. 平成31年度事業計画(案)について
 

開会

会長:ただ今から平成30年度第3回「茨木市図書館協議会」を開催させていただきます。
本日の会議でございますが、8人の委員の皆さまにご出席をいただいており、茨木市図書館協議会規則第3条第2項の規定により、過半数の出席がございますので、会議は成立いたしております。
本日は、当協議会の会議を傍聴したいとの申し出がございますので、ただいまから入室をいただきます。
休憩いたします。

(傍聴人入室)
再開いたします。
それでは、本日の案件1「平成31年度重点目標(案)について」を議題といたします。
事務局から説明をお願いします。
 

1 平成31年度重点目標(案)について

事務局から資料1に基づき説明

会長:はい、ありがとうございます。
それでは、ただ今の説明につきまして、何かご意見、ご質問がありましたらお願いいたします。
皆さんは、パスファインダーはご覧になったことはありますか。

委員:あります。
よく置いてあります。

会長:もうご覧になっていますか。
もし、ご覧になっていらっしゃらない方がいたら、ご覧になっていただこうと思います。

事務局:まわします。

委員:利用された方から、パスファインダーの感想とか聞かれていますか。
作られてるというのはわかったんですけど、利用された方の意見というのは聞かれていますか。
「役に立ったわ」とか「読みにくいわ」とか、そういう意見とかは集めてらっしゃらないのですか。

事務局:そうですね。

委員:私は目が悪いので、もうちょっと大きい字にしてもらいたいなと思ったんです。
あと、詰め詰めに書いてあるので難しい。
漢字ばかりで、もっと絵とかイラストとかを多用された方がいいかなと思ったことがあります。
あまりにも「説明してあげよう」みたいな感じがして、情報がぎっしりで。
これは、きっかけでいいんじゃないかなと思うんですけど、どうでしょうか。
これで全て解決する訳じゃないので。
読むのが大変でした。

会長:他にご意見はございませんか。

委員:パスファインダーの発行については次の事業計画とも関係しますが、2月の所に印がついているということは、年に1回発行ということでしょうか。
こういう発行物は、まず利用者に手に取ってもらわないとダメだと思うので、あまり体裁などには拘らずに、どんどん色んなテーマで出していったらいいのではないか思います。
何年前から発行されているのかわかりませんが、現在12種類発行されている。
事業計画に、「充実を図ります」と書いているのですから、もっと色々なテーマで発行されればいいんじゃないでしょうか。
私は大学で、「パスファインダー制作」を授業に取り入れていますが、基本的には絵や写真を必ず入れるようにして、見た目、利用者に「お!」と思ってもらえるようなものを制作させています。
最近は、WEB版のみ発行する図書館も多いですが、どちらかというと図書館で直接手に取ってもらって、「こんな本があるのか。」と利用者に思ってもらえるようなものを制作されたらどうなのかなと思います。
パスファインダーのスタイルには、紙面に情報がぎっしり入っているタイプと、情報は少ないけれども読んで面白いというタイプと、2種類ありますね。
図書館によってタイプはまちまちですが、近隣の図書館でも最近たくさん発行されていますし、大阪府立図書館でもかなりの数のパスファインダーを発行されています。
周辺の図書館の発行物も参考にされてはどうなのかなと思います。

会長:お二人の委員から、体裁等の工夫ができるかということと、発行頻度についてご意見がありました。
何かありますか。

事務局:パスファインダーにつきましては、平成29年度から取組を始めまして、中央図書館と分館が4館で5つの館がございますので、各館で1年に1つのテーマに取り組むということで、年度始めに担当者の会議で今年度取り組むテーマを決めまして、年度中に取り組みまして、年明けから最終仕上げて、出させていただくというようなペースで取り組んでおります。
最初の年度が7件、今年度が5件で、現在12件というようになっております。
会議の時にも色々な候補が挙がっているんですが、また、2019年、31年度も候補に挙がっているものですとか、その他新しいテーマについて、今年度はどこの館は何について作成するというのを決めて作っていくというやり方で取り組んでおります。

館長:今、12種類ございますけれども、それで完成型ということは考えておりません。
今いただいたご意見でありますとか、市民の皆さんが実際に見て、図書館にいただくご意見、そういうことで改善を図ることも一つであり、新しい分野で作ることも一つであると考えております。
また、使われる方がどうやったら使いやすいのかということも考えながら、充実を図っていきたいと考えております。

会長:ありがとうございます。
これは定番ではなくて、これからも改善を加えていくということでございますので、ご期待いただきたいと思います。
他、いかがでしょうか。

委員:次の質問です。
郷土行政資料の収集・保存を取り上げていますが、具体的な取り組み方法、特に行政資料についてお尋ねします。
行政資料というのは、最近だんだんと印刷物というか、紙媒体の冊子を出さなくなってきている感じがします。
その辺りで、資料の収集にあたってどういう工夫をされているでしょうか。
また、自治体によっては、本当に紙媒体の冊子は一切発行しないところも出て来てますが、茨木市の状況はどうでしょうか。

会長:そうですね。
今の件も含めてなんですが、今の収集方法の実態も含めて、紹介いただけるとありがたいかなと思います。

事務局:行政資料ですが、市役所の方で作っている資料は、担当課に呼びかけまして、図書館の閲覧用にくださいということをお願いしております。
計画等ができましたということも、もちろん庁内でも知らせているので、それも図書館用にもくださいと連絡をして、いただいています。
確かに、紙になっていないものもあるかとは思うんですけれども、今のところは、市の方では、まだ紙でも作っている方向ではないかと思います。

会長:茨木の姿勢としては、行政資料は紙媒体が中心であるということですね。

事務局:現段階では、そうです。
計画などは、紙でも両方で作っているところで、印刷はできますということになっております。

事務局:補足をしますと、電子で出た段階で、「各課でいる場合は紙も送ります。」というような通知をくれるので、図書館としては、閲覧用として何部欲しいというのを担当課に話をして、閲覧用に置いている形です。
おそらく、今後、もし電子化がどんどん進んでいったら、プリントアウトして置くなりの方向を考えていかないといけないようになっていくかもしれませんが。

会長:図書館の方でプリントアウトするということですか。

事務局:そうです。

会長:よろしいですかね。

委員:これは参考ですが、私が働いていた滋賀県の場合は、財政状況が厳しいこともあって、急速に紙媒体の冊子を出さなくなっています。
図書館で資料として収集・保存し、閲覧に供するという点では非常に困った状況になっています。
滋賀県ではもともと「滋賀県文書管理規程」で、「図書、パンフレットその他の出版物を発行したときは、その都度、原則として11部を県民活動生活課長に引き継がなければならない。」とあって、資料が発行されると11部のうち、2部が自動的に図書館に配付されていたのですが、 WEB版はその規定に該当しないため、図書館に行政資料が届かなくなった。
そのため図書館では、文書管理規程を所管する部署からWEB版で出版した部署は必ず紙焼きで 10 部印刷して、そのうち2部は図書館に配付するよう、県庁各部署にお願いをしてもらったんです。
WEB版を発行した部署では「なぜ、わざわざ紙焼きで10部も印刷しないといけないのか。」と、不評のようですが、図書館としては、発行された資料の見落としがなくなるという利点があって、たいへんありがたい対応だと思っています。

会長:それは、文書規定があるからですよね。
図書館に納本するという規定があるからそういう話になるんで、その辺は茨木の図書館は、特に行政文書の扱いについての何か規定を持っているというわけではないですね。

事務局:ないですね。

会長:それを改めて作るかどうか。

館長:今は、図書館の方から全庁宛て通知文書で、出た場合はお願いしますということで、周知をさせていただいているということになります。

会長:そういうやり方の例もあるということで、今のところは。
今後のWEB版のみというようになった場合のこともふまえて、検討の一つとしてお考えいただくのもいいかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

委員:5番ですけど、SNSって名前はよく聞くんですけど、図書館ではどんなふうにしていますか。
広報誌はわかります。
「チラシ、リーフレット、ホームページやSNSなどを活用し」のSNSの活用っていうのは、具体的にどんなものですか。

事務局:現在しておりますのは、フェイスブック、それからツイッターですね。
市のものがございまして、そちらで配信をしてます。
その他の媒体であるとか、そういう情報発信する他の方法がないかというところを探っているところです。

委員:フェイスブックもツイッターも見たことがないので。
ホームページまでは見ますけれども。
その横の方にあるやつですかね。

事務局:図書館のホームページには、そのままリンクしていないんですね。
茨木市の市役所のホームページからはいけるんですけども。
図書館独自のものは、持ってないです。

委員:ないということですね。
図書館独自のものは見たことがないなと思いまして。それは、ホームページと同じような内容が載ってるんですか。

事務局:ホームページの中でも、例えば行事のお知らせであるとか、こんなことをしましたという報告でありますとか、そういうのを載せています。

委員:それは、市役所のページから入って見るということですか。
図書館のフェイスブックとかツイッターを見るためには、入口は市役所のホームページから入るということですね。

事務局:そうですね。

委員:フェイスブックは、「茨木 図書館」と入力すれば見れるんですね。

事務局:フェイスブック自体が茨木市全体なのです。
交通安全の何かをしましたとか、歴史文化のイベントをしますとか、そういう告知の分なので、全く図書館のことだけが載ってくるわけではなくて。
フェイスブックに登録されたら、色んな情報を送ってくる形ですね。

委員:私のイメージでは、ここで取り組むとあるので、図書館の独自のツイッターとか、フェイスブックがあるのだと思ってしまったので、そこに入るにはどこからかなと思っておたずねしました。
それ、すごくいいなと思ったんです。
図書館の人がこう感じましたとか、この本が今一番借りられてますよとか。
ホームページにもあるんだけど、今の若い子が一番利用するのがツイッターとかフェイスブックなので、とてもいい案だなと思ったんです。

会長:よろしいですか。

委員:私はフェイスブックを使用させていただいているんですけども、先程おっしゃってたように、茨木市の中の発信であるよりかは、図書館としてあった方がより目について、「こんな新しい本入りました」とかいう情報もよりチェックしやすいかなと思います。

委員:写真とか多いから、見やすいのは見やすいですね。

委員:もし、できるようであれば、ぜひ。

委員:更新がちょっと大変ですかね。

事務局:その方が、たぶん注目はされるとは思うんですが。

委員:そうですね。
若い子も、今、フェイスブックよく使いますし。

委員:色々検索してたら出て来るから、興味ない人でも見ることになりますしね。

委員:すごいですよね、今。

会長:なんとなく、経費が結構かかりそうな気がするんですが。

事務局:経費はそんなにかからないかもしれないんですけど。
ただ、今は内容チェックを通して上げているので、そのチェック機能をどうしていくかということを見ていかないといけないですね。

委員 :聞いていいですか。
ツイッターとフェイスブックで、内容の発信の違いというのは、図書館側でどんなふうにお考えですか。

事務局:基本は一緒だと思ってます。
というのは、フェイスブックだけ登録されている方や、ツイッターにだけ登録されている方もいらっしゃるので、できるだけ多くの方に来ていただきたい、見ていただきたいというので、今のところは、使い分けはしていないんですけど。
逆に、使い分けたらこんな効果があるよというのがあったら、教えていただきたいなと。

委員:他の図書館のツイッターとかを見てたら、例えばグループ研究室がいつも満員で「今空きました」とか、そういうことがあるみたいですね。
「駐車場今日は使えません」とか。

委員:今の情報がすぐ入るということですね。

委員 :今日災害があって、「今日は図書館開いてます」とか、リアルタイムで。
ツイッターはどちらかというとリアルタイムで、フェイスブックはどちらかというと報告型ですね。
「今日こういうことを開催します」でもいいけど、「開催しました」とか。
そういう使い分けをされている図書館もありますね。

事務局:ありがとうございます。

委員:そういうことで、若い人の利用が増えるかもしれないですよね。
今、若い人は、ツイッターの方が多いと思います。

会長:そうですね。
何のためにやるのか、その辺の目的をしっかり置いたうえで、必要であればご検討いただき、常に情報の更新が大変だろうと皆さんのご意見ですが、そういったところの経費も含めて、ご検討いただくということでいかがでしょうか。
他、よろしいですかね。

委員:それに関連して、いいですか。
何か色んな行事をされる時に、だいたい紙ベースで案内を出されてるんですかね。
そこには、QRコードは入ってるんですか。

事務局:今は入ってないです。

委員:今、若い人は、電話番号とかメールとか書いてあっても、面倒くさがってなかなか。
QRコードだったら、すぐにスマホでアクセスできるので、その方が問い合わせもしやすいですし、行ってみようかなという気になる可能性もあるので、入れていただけたらありがたいですね。

事務局:はい、そうですね。

会長:はい、ご検討いただくということで。
ご質問が無いようでしたら、以上にいたしますがよろしいですか。
それでは、ご質問、ご意見がないようですので、これをもちまして案件1「平成31年度重点目標(案)について」の説明を終わらせていただき、お諮りしたいと思います。
案件1「平成31年度重点目標(案)について」ご承認いただけますでしょうか。
意義なしの声をいただきました。
続きまして、案件2に移らせていただきます。
「平成31年度事業計画(案)について」事務局から説明をお願いします。
 

2 平成31年度事業計画(案)について

事務局から資料2に基づき説明

会長:はい、ありがとうございます。
ただ今の説明につきまして、何かご質問・ご意見がありましたらお願いいたします。

委員:この事業計画(案)では、市民向けの色んな行事などが中心になっていますが、来年度は施設の維持管理とか、運営の体制を何か見直すとか、そういう内部的な計画というのは、特段ないという理解でよろしいですか。

会長:これは館長にお聞きしたらいいですか。

館長:施設維持管理につきましては、施設の老朽化というのが市のあらゆる公共施設で課題になってきております。
その中で、中央図書館の大規模改修については、27年度にさせていただきまして、今年度は、屋上防水でありますとか、エレベーター入替ということをさせていただいています。
各分館においても、やはり老朽化が進んでおりまして、主に空調ですね。
空調を順次更新を図っていこうということで、進めていく予定にしております。
運営体制につきましてですけども、これについては、現状継続ということで考えております。

会長:確認なんですが、この事業計画というのは、中央館・地域館、全て含めての計画ですね。

館長:はい。

会長:破線と実線の違いはあるんですか。
3番と4番、8番と9番、12番と13番の所が実線になってますけど。

事務局:ざっくりとしたものなんですけど、それぞれの中で資料提供についてのグループ、読書推進のグループ、利用促進のグループというような分け方で線を変えています。

会長:ということは、先程、案件1の重点目標との関係で、多少関わりがあるということですかね。

事務局:そうですね。
関係のある項目を集めて、それぞれの目的によって作っています。

会長:そうでしたか。
ありがとうございます。

委員:意見というより感想なんですけど、去年のブックトラベル元茨木川緑地という行事に参加させてもらったんですけど、お天気で良かったです。
私、雨だったらどうなっていたのかと思って、一日心配してたんですけど、一発勝負で怖かったですね。
今年もそうかな。

会長:ちょっと参考までに、5月の10日間の連休ですが、図書館の開館はどうなるんですか。

事務局:全て開館を予定しています。

会長:全部開館になるんですか。
ということは、職員の休暇はローテーションでとっていかれるんですか。

事務局:交代でとっていきます。

会長:わかりました。
ちょうど、行事が5月に入っていますので。

委員:そうなんです。
お天気も、曇りでしたけど雨は降らなかったですね。
雨だったら大変かなという感じがしたんです。
個人的ですけど、70周年記念で「今年だけかな」「良かったな」と思ってほっとしてたんです。
今年もなさるというので、またお天気の心配をしなければ。
雨だったら雨だったで、また評判を落とさないようにしなければなりませんね。
すごく良い気候の所で、外で本を読まれてたんですよ。
続くためには、やっぱり色んな計画をふくらませていかないとですね。

事務局:そうですね。
雨天の場合は、規模を縮小するなりして、しないといけないなと思ってはいるんですが、どうしてもやっぱり野外のイベントになるので。

委員:それと気になったのが中身なんですけども、ポイントを集めると何かもらえるとかありませんでしたか。

事務局:70周年の時はありました。

委員:ありましたね。
あれで、みんなすごい急いで、本どころかそのポイントを集めるために、私が座っている前を走って行って、「どこに行くんですか?」と聞いたら「ポイントがあっちに。」と言われるんですよね。
しばらくして、その商品がなくなったら、皆さん落ち着いてたんですけど、あれはやはり必要な物だったのかと。

事務局:70周年の時は、初めての試みということもありましたので。
場所によって人が来やすい場所、来にくい場所というのがどうしてもあったんですね。
桜通りの並木の所は結構皆さん歩かれるんですけど、逆にグラウンドの横の方にも設置しましたので、そちらの方は人通りの心配もあって、一通り見てもらって、自分の好きな場所で本を読んでもらえたらいいなという意図があって、あれをしたんですけど、それは中でも議論がありましたので、今後どうしていくかということを検証していかないといけないなと思っています。

委員:そういうことだったんですね。

会長:晴れるのを祈りましょう。
結論としては、ほぼ前年度と同じ事業計画ということでよろしいですかね。
特に何か違いとか、新しいものというのはありませんか。

事務局:はい、基本大筋では大きな変更というのはありません。
ただ、音訳ボランティア入門講習会と(仮称)第3次茨木市子ども読書活動推進計画の策定という所が、全く新しく入っています。

会長:13番と14番ですね。
他、何かございませんでしょうか。

委員:先程、人形劇がなくなったとおっしゃったんですけれども、それは何か他の事業が入ってきたから、そちらに力を入れるというようなことなのか、その辺の理由をお聞かせいただけたらと思うんですけど。

館長:全体のボリュームとしては増えているというふうに思っております。
というのは、ブックトラベルもそうですし、その他読書感想文の書き方講座も回数を増やしています。
中身の充実を図っていくということがございますので、全体を精査した結果、人形劇については見送ろうという形にさせていただきました。

委員:本の中身といいますか、このおはなし会とか、色々な子どもの読書講座とか、どんな本を読んでらっしゃるんですか。
だいたい物語系が多いんですか。

事務局:おはなし会につきましては、それぞれの年齢、グループごとに分けて、15分から20分くらいの中で、ちいさいお子さんの時間でしたら、紙芝居、絵本の読み聞かせ、おはなしです。
おはなしは、「おはなしのろうそく」とか、そういう所から選んでもらっている場合が多いようです。
最近でしたら、0歳から3歳までのグループもやっておりますので、ちょっとした手遊びとか、そういうものが入る場合もありますが、いちおう読み聞かせ、おはなしという構成でおはなし会はやっております。

委員:今、子どもの虐待が多くて、日本は子どもの人権の面ですごく認識が薄いというか、遅れている面があって、人権の本を探しても結構本屋さんにない時があります。
子どもが読んでもわかるような、わかりやすい人権の本っていうんですかね。
権利条約とか、その辺をわかりやすく書いてある本はあるのはあるんですけど、こちらの図書館は置いてあるんですか。
そういう本の紹介をしていただけたらと思います。
学校はどうですか。
そういう本は置いてありますか。

委員:私もそういう研究部というか、人権の方にも関わらせていただいてるんですけど、どういった人権テーマで書かれているのかという絵本のリストだったりとかは、研修に積極的に行かないと、なかなか手元にはないですね。
学校図書館自体は、年度始めと中頃に2度購入機会があるんですけど、その機会にどういった本を買うのかということは、まずは先生方のご意見と、各学校に支援員さんに入っていただいているので、支援員さんがこういった本をこの学校に追加したいという意見を基に決めています。
その際に挙がってくる本は、人権をテーマにした内容の本というよりは、子ども達の調べ学習の充実だったり、お話でも、先生方が体験も含めてお勧めという話の本を中心に入れることが多いです。
私は、図書館の中の本を、よく授業にいっぱい引っ張って持ってきて、子どもたちに実際に提示するんですけど、なかなか図書館の活用は、先生方も難しいようです。
人権教育についても、難しいところがあるようです。
私は校内で人権の部長もしているんですけど、毎年人権週間を1、2週間ほど設定していて、本校では昨年まで人権劇をしてたんです。
先生が演じて、子どもたちにどう感じるかというのを意見してもらって、それを基に振り返ろうということをしていました。
今年度は、私が主で関わらせてもらったこともあって、人権をテーマにした絵本の読み聞かせをしようということで、先生方に読みきかせをしていただいて、振り返りをしてもらったところ、今年はすごく好評で、導入からすごくスムーズに取り組めたので、来年も続けていこうというように、学校体制としてはなりました。
ただ、学校にある本だけではちょっと難しくて、今、デジタル化したパワーポイントのスライドなど、色んなものを活用して、学校図書館はやっているところで、もう少しそういった本の充実はした方がいいかなと思います。

委員:そうですね。
私もしょっちゅう学校に行って、色んな学校の図書室とか見せてもらうんですが、人権の本って見当たらないですね。
大きな本屋さんでも売ってないんで、取り寄せになるんです。
でも、これだけ子どもの虐待が色々言われている中で、権利条約っていうものがあるのも知らない子もいるので、そういうのをわかりやすく書いた本とか、やっぱりちょっと置いていただきたいなと思います。
ご検討いただけないでしょうか。

事務局:図書館でも、本市の人権男女共生課と連絡しながら、そちらの方で提示している資料とかも情報として置くようにしておりますし、出版されている物は積極的に購入を行ってきております。
子ども向けの本でしたら、中央館だけではなくて、分館や、必要と思われるものであれば分室にも入れていくように考えております。

委員:委員が取組されて成功なさった部分や、こういう方法があるんだということを発信するのがフェイスブックですかね。
なんか、今お聞きしてすごいなって思ったので、その絵本とか参考にできたら。
 
委員:そうですね。

委員:それを繋ぐものができたら、悩んでる方も「こういう本があるんだな」ってわかって、情報が回るということだと思うんですね。
もったいないですよね。

委員:もったいないですよね。
せっかく良い取組をされているのに。

委員:取り組んで終わりというのはもったいないですし、次の年の先生方がやられる際に、同じ本でも発達段階で感じ方が違うので、それを何度繰り返してもすごく良いことなので、発達段階の課題に沿った人権テーマというのを本校でも決めていて、それに則して取り組んでいます。
絵本の記録も、今年度、先生方にすごく協力いただいて取り組めたので、そのデータと本の表紙を写真に撮って、子ども達の反応とどんなことが逆に課題になったのかという所をリスト化しているところです。
これは、先生方のお気持ちとか、色んなものが関わってくると思うんですけど、数年やってみて、私の学校から発信できるようになれば、形にしていければいいなと思います。
聞かれたら私達も発信できるんですけど、なかなかこう自分達の実践としてまだ積みきれていないというか、そこで出た課題をどうするか、どういう課題を子どもたちに投げかけていくのかとか、私達が問われているというか、もう少し子どもの実態が学びきれてないかなとすごく思うんで、本当にまだ1年目で、まだまだこれからだと思っています。
でも、今おっしゃっていただいたことは、すごく私達も自信になるので、ぜひまた続けていきたいなと思います。

委員:ぜひ、よろしくお願いします。

会長:非常に重くて重要なテーマで、先生方の取り組みも大変なことだと思いますし、また地域の皆さん方、子どものそういった今の状況を考えると、何らかの対策を打ちたいという、そういう思いがあるかと思います。
たまたま、この事業計画の中で、いわゆる学校との連携ですね、その中の一つとして、教育に役立つ連携が図書館と何らかの形でできないか。
というところを模索していらっしゃるところもありますし、これが一つのきっかけにもなる可能性もありますので、そういう意味で、先程のパスファインダーじゃないんですけども、いわゆる「人権教育だったらこういう絵本がありますよ」というような案内にも使えるようなテーマを考えていただくということもあるかと思います。
色々そういったことについて、連携をお考えいただき、ご検討いただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

委員:実際に学校では、学年に応じて、色んなテーマでブックトークがされていますが、差別やいじめなど、あまり楽しくないお話はテーマとして取り上げにくいと思うんです。
ただ、絵本にも差別やいじめをテーマにしたものもありますから、そういうテーマでブックトークをやってみようという研修とかはされてないのでしょうか。

会長:学校でですか。

委員:いや、図書館の職員で。

事務局:してないです。

委員:ブックトークのテーマの選び方とかね。

委員:本当にいじめられてずっと家にいるという「わたしのいもうと」っていう絵本なんて、もう読んでて泣いてしまいます。
読む方が泣いてしまうような本もあるから、「あれは読み聞かせには無理ですね」みたいな感じで。
楽しく盛り上げるにはちょっと無理なので、やはりちょっと読み聞かせには難しいものがありますね。

委員:読み聞かせではなくて、そういうのはどちらかというと、ブックトークで、色んな形で本を紹介する中に織り込んでいくというか、その方が子ども達が理解しやすい所もあるのかなと。

委員:もうちょっと自尊感情を高められるような、自信を持てるような本が探したら結構あるんですよね。

会長:30年の要覧を見ていますと、外部研修と内部研修ですね、それぞれの事業内容が書いてあるわけですが、昨今のこういった社会状況の中で、職員がやはりそういった勉強というんでしょうか、研修のテーマに取り上げていくということもご検討いただきたいと思います。
今、委員がおっしゃったように、大概ブックトークなんかは、おはなし会などを実施されている団体の方達の中に、結構力を持っていらっしゃる方もおいでになるし、もちろん、全国の図書館の中には、非常に優れた活動をなさっている方もおいでになられますから、そういった方達の活用も含めて、ご検討いただくのもいいんじゃないかなと思います。

事務局:ありがとうございます。
また、色々情報収集して、検討して参りたいと思います。

会長:よろしくお願いします。
よろしいですかね。
ご質問、ご意見がないようですので、これをもちまして、案件2「平成31年度事業計画(案)について」終わらせていただきます。
お諮りいたします。
案件2「平成31年度事業計画(案)について」ご承認いただけますでしょうか。
ありがとうございます。
それでは、以上で事務局からの案件については、すべて終了いたしました。
事務局から何か他に報告等はありますでしょうか。

事務局:資料を1枚追加させていただいて、前回の協議会でご指摘いただいた件について、説明をさせていただきます。

事務局から世代別の利用実態について説明

会長:ありがとうございます。
貴重なデータを分析していただきました。
皆さん、この数字をご覧になって、色々印象をお持ちになったんではないかと思うんですが、ここでは率直にどのような感想をお持ちになったのか、お出しいただくのが一番良いのではないかと思いますので、遠慮なくおっしゃっていただきたいと思います。

委員:思っていたのとは違って以外な数値が出ていますね。
茨木市全体の世代ごとの市民の数も出しいただいていますが、50代の利用が案外少ないなという印象です。
というのは、私が住んでいる滋賀県では、40 代 50 代の利用がどんどん増えているという状況です。
それに比べると、茨木市では、50代で一旦落ち込んで、60代になってまた利用が戻ってというような感じですね。
また、0歳から5歳の利用については、利用カードの発行方法や利用方法の違いで、利用冊数が少なめに出ているのでしょうか。
滋賀県内の市町立図書館でも同じような傾向があります。子どもの読む分も親の利用カードで全部借りてしまうということがよくあり、結果として、利用カードは作ってもぜんぜん使われないため、利用冊数が低く出たりしています。
このことで何か思い当たるようなことがあれば、お聞きできればと思います。

事務局:27年度に一人が借りられる冊数を8冊から20冊にしたんです。
それで、親のカードを作られ、それで使えるということはあったかと思うんですけど、23年度というのは特にそういうことを何かしたとかではないですし、職員でも色々検討といいますか、何があったかということを考えたんですけど、例えば駐車場が有料化された年ではあるんですが、駐車場の有料化が関係ない図書館についても、登録率が減っているということで、それだけが原因ということではないと思っております。
行事があって来たついでにカードを作っていたりしても、少し行事が減ったということもありますが、ここまでかなり落ち込むというのについては、ハッキリした原因というのはわかっていないところです。

委員:ブックスタートに出向かれた時に、あわせて利用登録をしてもらっているのではないんですか。

事務局:図書館の紹介はさせていただいているんですけど、そこで登録ということではないです。

会長:同じように小学生の登録率が18年度、78%と非常に高いですね。
それが、今結構減っているという状況なんですが、学校で何か取組があったとか、そんなことがあるかなと、先程館長さんとも話してたんですが。

事務局:小学生の方の利用につきましては、今、小学校3年生で図書館見学ということで、皆さんに見学に来ていただいています。
その時に、事前にカードを作っていただいたりとか、なくしてしまった方は作り直しということで、カードを作らせていただいています。
多くの学校は貸出もされる場合が多いんですが、全体的な印象では、最近では見学に来て、図書館利用について知っていただいて、館内を色々見ていただくけれども、スケジュールの関係もあるのかと思うんですが、最初よりは貸出をしないでお帰りになる学校が増えてきているなというような印象もありまして、貸出数なんかもその辺の影響があるのかなというイメージがあります。
貸出はしないけれどもカードはお作りさせていただいている学校もありますし、貸出をしないのでカードも作らないという学校も色々ございまして、そういうようなことも関係があるのかなというイメージです。

委員:いいですか。
昨年、ちょうど3年生をもっていたので。
庄栄図書館の見学に行かせていただきました。
本当に、今おっしゃっていただいたとおり、事前に打ち合わせも行かせていただいて、カードを作るところからすごく丁寧に対応していただいて、子ども達のためにすごく動いていただいているんですけど、学校側としてすごく申し訳ないというか難しいところがあって、時間数の確保がなかなか難しくて、特に近ければいいんですけど、少し歩く学校の場合、本当に1時間目の最初、ちょっと子ども達の健康観察をしてすぐに出発しても、帰ってきたら4時間目の終わりとかになります。
それで借りれるか借りれないかのスケジュールになって、実質見学できているのは1時間あるかなという状況です。
またさらに、色んなことが入ってきまして、学校もなかなか余裕がないというところです。
私もまだそんなに詳しくないんですけど、今、借りた本を駅とかでも返せますよね。
市が違っても返せるのですか。

事務局:同じ自治体の中で返していただいています。

委員:返せる場所が増えたということで、子ども達にとってはすごく借りやすくなったんじゃないかなとは思うんですけど、その事情を詳しく知っている先生方は少ないです。
私も現場で色々仕事している中で、これはどうしたらいいのか聞かれることが結構多くて、それも同業の中でなので、先生方の中でも積極的に図書館を使っていこうと思われる方と、校内の中の本を活用されるという先生方と、温度差と言ってしまうとちょっと大きい表現になるんですけど、先生方によってまちまちかなというのが、我々の課題なんです。
本当に準備していただいていることで、子ども達にとってはすごくありがたいお話で、あとはそういう時間をせっかくとっているので、たくさん本と触れるというか、紹介だけじゃなくて、ちょっとイベント的にやっていただくとか、すごくそれも子ども達は楽しみにできるかなと。
行くだけですごく楽しみなんです。
行ってまた何かあると、たぶんもう離れたくなくなる、帰りたくなくなるくらい、子ども達は「こんな本もあるんや」「あれ借りていい」「これ借りていい」とか、行く前から、行ってからも言ってくる子達が多いので。
それは、本と新たに出会うという、もう1回出会いなおしというか、そういう場でもあるかなと思うんで、せっかく位置づけていただいている、その3年生の見学を大切にしていただけたら、私達としてもすごくありがたいなと思います。

委員:先日、娘がこちらの方に職場体験に来させていただいて、お世話になりましてありがとうございました。
その中で、帰ってきてから「どうだった?」と聞いたら、「1階の書庫の作業がすごく楽しかった。あれが毎日できるんやったら、私、図書館で働きたい。」と言ってたくらい、なかなか見れない部分、バックヤードの部分を見ることができたら、子どもは中学生なんですけど、なかなかアプローチしにくい年齢も、どういう構造かというよりかは、バックヤードを知る事であったり、自分で本を探す、番号が出てきて探す作業がすごく楽しかったというようなことを話していたので、そういうものがあっても、中学生ぐらいになれば楽しいのかなと。
あとやっぱり、学校にある図書室の中で、ある程度自分の借りたい本とかを済ましてしまうので、「図書館に行って借りたいと思うにはどうしたらいい?」と聞いたら、入ってみて初めて知ったのか、「学校の図書室より図書館の方が、最新本が入ってるのが早い。その情報があったら、図書室を待たずに図書館に行くのに。」というようなことや、学校になるとどうしても入ってくる時期が遅くなる分、「図書館の方が早く入るっていう情報があったらいいのに。」と言っていました。
「それってネットで見るの?」と聞いたら、「ネットでは見ない。学校に今こんな最新本が入ってきたよというチラシが1枚でもあったら、私行くかも。自分の好きな本の最新本が入ってきてたら行くかも。」と言ってたので、「分かった。今日言っとく。」という話でしたので、参考にしていただけらと思います。

事務局:ホームページの方で、新着資料のご案内ということで見ていただける所はあるんですが。

委員:中学生はホームページまでは見ないみたいです。

委員:なかなか子どもはそこにアクセスしないですよね。

委員:そうですね。
実際に、最新本がそんなに早く入ってるというのも知らなかったらしいので、なかなかチェックしていない状況で、ペーパーになると経費がかかるんですけど、チラシ1枚あったらと。
「私、好きな本があったら速攻行く。」って言ってたので、またご検討いただけたらと思います。

委員:図書館の仕事は貸出だけとは違いますもんね。
資料の収集とかね。
大学生が論文で茨木市のことを書くっていったらすぐ図書館ですもんね。
やっぱり、そういう役割がすごくあると思うので、とても大事だと思います。

会長:今、お話をお聞きしていますと、この資料をお作りいただいたのは、委員から提示があった20代後半から30代前半の若い人たちの図書館離れというか、経験をしない人たちが増えてきている。
そのことが利用に大きく影響を与えているのではないのかということで、じゃあ実態をということで、資料をお作りいただいたのですが、この資料を見る限り、そういう状況あるようにも見受けられますし、さらに20代30代という括りなので、20代後半、30代前半、そこまでは詳しくはちょっとわかりませんが、傾向としてはやはり10年経つ事によってこの年代層の利用が減ってる、そういったことの原因は考えられると思います。
我々が若い頃は、図書館に自分の子どもを連れてくる年代なんですよね。
そうすると、0歳から5歳、あるいは小学校低学年くらいまでは、子どもが図書館に親しみを覚えさせることができるのは親である。
親が連れて来ることによって、子どもは発見をするわけですよね。
もしかしたら、そういう機会がやっぱり薄れてきたことによって、この年齢層の0歳から5歳、23年は8冊の制限冊数だけど、かなり落ち込んでいる。
もしかしたら、そこにも影響を与えているかもしれない。
そういうことが、いちおうこの統計から、委員のご指摘がこの図書館でもあたってるのかなとそんな感じを受けさせていただきました。
その上に立ってこれからどう考えていくのか、こういう世代に対する働きかけと子ども達への働きかけ、先程から出ているように、学校との連携も含めて、十分検討していく必要があるのかなという印象を受けたわけですが。
さらにこれからも、色んな分析を図書館としても加えていかれると思いますし、そういう中でまた協議会の方に色々投げかけていただければ、また一緒に考えさせていただきたいと思います。
私自身はそんな印象を受けました。
まだご意見がありましたら、おっしゃっていただきたいと思います。
あるいは、図書館の方から何か、色々職員の中でもご意見を交わされたんじゃないかと思いますし、そういうことから何か報告がございましたら、ぜひおっしゃっていただきたいと思います。

事務局:今までにもご指摘をいただいたこともございますし、今現在、職員の中で蔵書の分析、特に20代、30代ですとか、そういうターゲットの人数がどうであるのか、一体何を求めているのか、どういうふうに情報を発信していくのか。
それから、蔵書分析をして、求められているものが足りていないのではないかという所をもう少し細かく、分類別で色々分析をしているところです。
それに関しては、そういう足りない分野、何が足りないのであるかをもう少し細かく見て、こういう分野を購入していこうというのを計画的に立てていくつもりでおります。
ただ、それについては、今すぐ急に利用が上がるとかいうことはないと考えておりますので、長期的に計画をしていきたいと考えております。

会長:ありがとうございます。
それでは、その他についての意見交換は以上で終わりたいと思います。
最後に何かこの図書館に関しまして、ご質問や意見がございましたらご発言いただけたらと思います。

委員:子どもの本の交換会というのをちょっと覗いたことがあるんですけど、盛んですか。
あまり人がいらっしゃらなくて。

事務局:子どもの本の交換会は、本を持ってきていただいて、それにメッセージを小さい付箋に書いていただいて、その場に置いている他の本のメッセージを読んで、交換していただくという形なんですね。
何年か、何回かしているんですけど、一番初めはやはりまず本を持って来ないといけないので、本を持って来てないからできないみたいなことがあったんですけど、少しずつ定着してきまして、小さい時に読んだけどもういいという本を持って来て、もう少し大きい子向けの本を持って帰られたりというようなことをしています。

会長:よろしいですか。

委員:なかなかその現場を見たことがないもので、どんなふうになさっているのかなと思いました。

委員:すぐにどうこうという話ではないんですが、分室が8つあってコミセンや公民館の中に設置されている。
現在、全国の自治体では、公共施設の長寿命化など 30 年くらい先を見越した「公共施設等総合管理計画」というものを出していると思うんですけど、この計画の中で進められているのが、例えば公民館やコミセンを統廃合していこうという流れが非常に強い。
私が住む滋賀県、例えば大津市では、ニュース報道もあったように、出先の施設を全廃するいう市長方針が出されたりしています。
これは後に撤回されましたが。
茨木市の場合でも、分館は設置条例で決められてるから、図書館が今後、分館をどうするかは主体的に考えられるけど、分室、図書室というのは、あくまでもコミセンとか公民館が所管しているので、先々、コミセンやめますと言われたら、図書館の分室もやめないとしょうがないというような、そんな話にはなってくるのかも知れません。
分室の設置までなかなか設置条例の中に入れるのは難しいとは思うんですが、大阪では急速にはそういう考え方は進んでないとは思いますが、この点について、何かお考えがあれば教えていただければと思います。

館長:はい。
茨木市も、今おっしゃっていただいたのと同じように、分室というのは条例上定められた図書館ではないです。
公民館などの一室で図書を提供しているという、呼び名としては図書館分室というふうにしておりますけども。
今、市の方でも各公共施設の長寿命化ということを検討している段階でございます。
市全体の中で今後どう見ていくのかということ、それとその中で、例えば公民館・コミセンが統廃合になったらどうするのかということも今後の課題としては出て来るでしょうけど、今のところ、統廃合もございませんので、図書館のサービス範囲をカバーできるように、分室でサービスをさせていただいています。
利用実態も多い所、多くない所もあるにせよ、現在の8つの分室で充実はさせていただいていると考えておりますので、今後の市の公共施設のあり方などを踏まえながら、様子を見ていきたいと思っております。

会長:はい、ありがとうございます。
今のところ、おそらくマスタープランなど出されてるわけではないわけですね。
よろしいでしょうか。
それでは、本日予定しておりました議事は、すべて終了いたしました。
これをもちまして、平成30年度第3回茨木市図書館協議会を閉会いたします。
皆様、ありがとうございました。