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中央図書館(総合窓口)
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日時:平成30年11月28日(水)午後4時から午後5時45分
場所:中央図書館2階 会議室
出席者:(敬称略)
委員:大浦、川野、國松、竹島、長澤、増田、森、森下
事務局:乾(部長)、川上(館長)、吉田、中村、濱口、上辻、川越、中濵、寺田、藤井、鈴鹿
  1. 会長及び副会長の選任について
  2. 茨木市立図書館の概要及び活動について
  3. 平成30年度子ども読書活動推進の取組について
 

開会

館長:ただいまから、平成30年度第2回茨木市図書館協議会を開会いたします。
本日の会議ですが、8人中すべての委員の皆さまにご出席をいただいており、茨木市図書館協議会規則第3条第2項の規定により、会議は成立いたしております。
本日は、当協議会を傍聴したいとの申し出がございますので、ただいまから入室していただきます。
(傍聴者入室)
 

1 会長及び副会長の選任について

館長:それでは、本日の案件1「会長及び副会長の選任」に移らせていただきます。
会長及び副会長の選任につきましては、茨木市図書館協議会規則第2条に「協議会に会長及び副会長各1人を置き、委員の互選により定める」となっておりますが、事務局からの提案といたしましては、会長には引き続き竹島委員に、副会長は長澤委員にお願いしてはどうかと考えております。

<「異議なし」の声>

館長:みなさま、よろしいでしょうか。
「異議なし」とのことでありますので、会長は竹島委員に、副会長は長澤委員に決定いたします。
どうもありがとうございます。
竹島会長、そして長澤副会長におかれましては、今後の会議運営につきまして、よろしくお願いいたします。
竹島会長は席の移動をお願いいたします。

館長:それでは、竹島会長、長澤副会長から一言ご挨拶をお願いいたします。

会長:2011年から茨木市図書館協議会に関わらせていただき、その間ずっと会長ということで、ご指名をいただいて参りました。
また、みなさん方のご協力を得ながら、これからも茨木市の図書館がさらに発展していくようなご意見をいただきますよう、様々なことを含めてみなさまと一緒に考え、また提言等をしていけたらいいなと考えておりますので、どうぞご協力をお願いいたします。

副会長:本当にいるだけですが、どうぞよろしくお願いいたします。

館長:ありがとうございます。
それでは、これからの議事進行につきましては、竹島会長にお願いいたします。

会長:それでは、お手元の資料に基づきまして、議事に入らせていただきたいと思います。
まず、案件2の「茨木市立図書館の概要及び活動について」、事務局から説明をお願いします。
 

2 茨木市立図書館の概要及び活動について

事務局から資料1に基づき説明
資料1 平成30年(2018年)要覧

会長:はい、ありがとうございます。
それでは、ただ今の説明につきまして、何かご質問・ご意見がありましたらお願いいたします。

委員:細かい質問になるんですけど、10ページのあゆみの所で、平成28年1月のシステムの更新に合わせてICタグ・自動貸出機を導入されたとなっています。
最近、導入される所は多くなってきましたけれども。
昔は、カウンターで職員が貸出処理をするというのが基本的な考え方、対面でやるというような考え方だったんですけども、この導入で実際の利用のされ方というのは、どれくらいカウンターで処理してて、どれくらい自動貸出機で処理しててという現状はどうなんでしょうか。
というのは、例えば関東の方で、同じ機械を導入されていても、図書館によっては、機械があってもほとんどカウンターに行かれる所と、自動貸出機の利用が極端に多い所と2つに分かれてしまっているんですね。
その辺で、茨木の場合、導入から2年くらいで、どのような利用のされ方をしているか教えていただきたいと思います。

事務局:導入当初は、カウンターに来られる方がほとんどでした。
ただ、自動貸出機を導入した元々の目的としては、利用者の方に貸出をしていただいて、その職員の時間を利用者との対面の時間に充てるとうことを目的としておりました。
貸出については、自動貸出機を使っていただきたいということで進めてまいりました。
今現在の自動貸出機の利用としましては、全体の貸出のほぼ80%から90%くらいは自動貸出機を使っていただいています。
ただ、例えばカードの更新期限が切れていたり、使いたくないという方や、わからないという方もいらっしゃいます。
延滞資料があって自動貸出機が使えなくてカウンターに来られたり、尋ねたいことがある方もカウンターに来られる状況です。
自動貸出機の方も簡単に使えるようになっています。
カードをかざしていただいて、本を置いたら読み取るようになっておりますので、非常に便利に使っていただいている状況です。

館長:補足なんですが、返却については、窓口で受けさせていただいております。
それともう一つ、導入にあたっての一つのきっかけといいますか、以前はバーコードで貸出をしていたんですけれども、貸出数から見ると非常に多い貸出がございました。
その中で対面的にお話ができていたかというと、バーコードを読ますのに一生懸命になりすぎて、なかなか時間が取れないということもございましたので、ICタグにすることによって、フロアサービスの案内を置くでありますとか、そういったところの充実も図っております。

会長:はい、よろしいでしょうか。

委員:一ついいですか。
28ページなんですけど、「サピエ利用状況」とありますが、サピエというのが何なのかわからないので、教えていただけますか。

事務局:はい、サピエというのは元々日本点字図書館が母体になっておりまして、視覚に障害がある方を含めて、活字からの情報を得ることが困難な方に利用していただけるインターネットのサイトです。
図書館では、主に録音図書・点字図書の検索などで使うのですが、利用者の方につきましては、生活の情報なんかもそこから得ていただけるようになっているということです。
ただ、こちらを利用していただくには、点字図書館ですとか、公共図書館の障害者サービスに登録していただくということが前提になっております。
茨木の図書館の場合は、平成26年から加入しておりまして、茨木の図書館で障害者サービスに登録していただいている方は、このサピエをお使いいただくことができるということになっております。
図書館を通じて、図書の現物を借りるということもできますし、インターネットから直接ダウンロードして聞いたりできます。
点字図書はご自宅にプリントアウトできる環境を持っておられる方もあるかと思いますし、あと機械によっては文字が浮き出てくるような機械もございますので、そのような環境で資料を読んでおられる方もいらっしゃると聞いています。

委員:はい、わかりました。

委員:17ページなんですけれども、利用統計の貸出点数について教えていただきたいんですけれども、平成28年度から平成29年度の合計の数値を見ますと、約5万冊減少していると思うんです。
もう一つ、29年度7月から北摂地区7市3町広域利用で貸出冊数が約1万7千冊増えているということですが、この統計も含まれた数値なのですか。
それと、なぜ減少しているのか。その辺りがもしおわかりだったら教えていただきたいなと思います。

事務局:29年度の数値自体は含まれている数値になっております。
減少については、非常に危惧しているところなんですけど、これが原因ですというところは、今のところまだ具体的には分析できていません。

委員:含まれるとするならば、今は大体5万の開きですけど、他の自治体からの貸出ということで、茨木市民からの貸出数が減っているということになって、7万冊くらいの減というのはものすごく大きいなと思って、少し気になりました。

会長:原因の追究はされなくてよろしいですか。

委員:来年度上がると期待しています。

会長:実は、この話はこれまでにも何回か出ていまして、色々図書館の統計の原因について、検討いただいているんです。
一番懸念することという言葉をおっしゃいましたけども、協議会でも何をどうしたらいいんだろうかというようなところで、委員さんもずいぶん悩んでいただいたという、そういうことがあるんです。
もし、色んな情報の中で、こういうようなことが考えられるんじゃないかということがございましたら、ぜひ遠慮なくおっしゃっていただけたらと思います。
他にはいかがですか。
先ほどの委員の質問に関わるんですが、30ページの北摂地区7市3町広域利用で、特に吹田の市民がけっこうこちらの図書館を利用なさっている。
で、反対に茨木の市民はあまり利用されていない。
この辺の理由・原因というのは、何か考えていらっしゃいましたか。
前にご質問した時には、あまり負担には感じていない、確かに大きな差があるけども、それが茨木の図書館にとって負担になるような事ではないと。
その利用のいびつさというのは、もしかしたらまた次回もお伺いしているかもしれませんが、この7市3町の協議会の中でそういったことについて何か話題になっているようでしたら、教えていただきたいです。

事務局:7市3町の話し合いの中でということは特にはないんですが、やはり鉄道のターミナル駅、JR茨木駅に非常に近いという立地が大きく関係しているのかなと思います。
また、イオンモールという大型商業施設の中に入っているということも大きいかなと思います。
実際にすぐお隣、2キロ程離れるともう吹田市というような立地でございまして、そこには大規模なマンション群でありますとか、住宅地になっておりまして、そこからJR茨木駅を使って市外へ通勤・通学されるという方が非常に多いというように聞いております。
そういった方々が今までは閲覧しかできなかったのが、利用できるようになったということは大きいかなと思っております。

会長:前回、確か穂積図書館ですかね。
けっこう負担が大きいんじゃないかと心配したんですが、「いえいえ、たいしたことありませんよ。」とこういうお話しですので。
あまり気にすることないかもしれませんが。今後、もしこれが拡大していくことになった時には、検討する必要があるかもしれないですね。

館長:そうですね。
7市3町で協定を結んでいるわけですけれども、最初5冊で7市3町統一しようということで、市によってばらつきがあるのもおかしな話だという議論がございました。
その中で、5冊ということで実施しているんですけども、ただ協定を結んで一定期間を見て、それぞれ課題が出てくれば、その協議会の中で連絡会を持っておりますので、そこでその課題については検討していく必要があるということで、そういう態勢づくりの方はできております。
ただ、今までそういった会合を持ったことはございません。

会長:はい、ありがとうございます。
他、いかがですか。

委員:23ページの世代別の貸出の点数の方で、私は、色々と他の市や町の図書館協議会でいくつかの図書館に関わっているんですけども、今、世代ごとの図書館の利用というのが、ここで区分で言うと、12歳から14歳と15歳から19歳、それから20歳から29歳、20代の若者世代といわれる人達の利用というのが、昔に比べると極端に落ちてきている現象が出ているんですね。
大学生のアンケートなんかでも、高校生と一緒で、半分が本を読まないというようなアンケート結果もあるくらいですので、そういう本に接しないまま卒業して、そのままいわゆる家族ができても、自分自身が図書館利用の経験がないから子どもを連れて行かないという悪循環に陥ってきているような感じをものすごく受けるんですよね。
だから、その辺りは茨木の場合は、何年か前と比べて、その利用の変化というのはどうなんでしょう。
実は、滋賀県内なんかですと、20代だけでなくて、30代前半の利用も極端に落ち始めているんです。
全体の数はそんなに変わらないんですが。
高齢者が増えていますから。
世代だけ見ると、だんだん若い、子どもさんを持つ世代も、図書館に来る人とぜんぜん来ない人が極端に別れてるような感じが顕著に現れ始めたなという感じなんですけども、その辺りはいかがでしょうか。

事務局:おっしゃる通り、12歳から中学生以上になってきますと、元々やはり少ないところですけれども、やはりそこもだんだん減ってきている状況です。
10代から20代、それから30代は経年で見ますと、30代男性が特に減っているかなという印象です。
そこの部分については、今、図書館の中でも分析等を行っていまして、どういう取組ができるのか、その辺りの世代をターゲットにして何かできないか。
例えば、大学との連携ですとか、あとヤングアダルト世代に何かちょっと関わってもらって、何かできないかとかいうことを今考えているところです。

委員:はい、ありがとうございます。

会長:そうですね、今、委員の方からご意見がありました、もし経年的にこの世代の利用実態の統計が出せるのであれば、次回でも結構ですのでお願いします。
重要な指摘だと思いますので、これからの運営を考えるうえでも、この世代をどうするのかご検討いただいているようではございますが、実態をご報告いただけたらと思います。
よろしいでしょうか。
よろしくお願いします。

事務局:わかりました。

会長:それでは、案件2の「茨木市立図書館の概要及び活動について」を終わらせていただきたいと思います。
続きまして、案件3「平成30年度子ども読書活動推進の取組について」ということで、事務局から説明をよろしくお願いします。
 

3 平成30年度子ども読書活動推進の取組について

事務局から資料2、3に基づき説明
資料2 第2次茨木市子ども読書活動推進計画≪概要版≫
資料3 平成30年度子ども読書活動推進の取組

会長:はい、ありがとうございます。
ただ今の説明について、何かご質問・ご意見がありましたらお願いします。

委員:小学校の方で、読書感想文と読書感想画コンクールを茨木市の地区コンクールとして、市の教育研究会の図書館部の方で主としてやらせていただいています。
その中で、やはり先生方も、私も教職員経験としては9年なんですが、このぐらいの年代からもうちょっと下の年代がすごく増えてきていて、読書感想文や感想画の書かせ方というのが、子ども達の思いを引き出すということにすごく難しい部分があったり、もっと勉強しないといけないなという部分があったりします。
その中で、私も初めて聞いたので教えていただきたいんですけど、感想文の書かせ方を研修されたというように先程お話しがあったので、どの方が来られて、どういった研修をされたのか。
時期は夏休みに入ってすぐということで、我々は夏休み前に指導をして夏休みにしっかり書いてもらうということが多いので。
この時期だと、子ども達も参加しやすいかなということを考えられたのかなと思うんですけど。
講師とどんな内容だったのかという辺りを教えてください。
今後の話なんですが、教職員もぜひ一緒に学ばせていただきたいですし、私は教育研究会の図書館部部長なんですけど、市ともっと連携していきたいなと思っています。
知らなかったということもあるので。
それを知って、もっと知りたい方はぜひ行ってくださいと言える立場なので、そういう啓発もできるかなと思って、色々教えていただきたいと思います。

会長:はい、非常に積極的なご意見をありがとうございます。

事務局:今回のこの読書感想文の書き方講座というのは、事業名は「夏休み親子チャレンジ!読書感想文の書き方講座」ということで開催いたしました。
講師の名前は友岡敦さんという方で、「絵本を使ったコミュニケーション講師、作文講座講師」ということで、普段はクリエイティブスペースアイムというのを主宰しておられます。
ホームページも作っていらっしゃいますので、またご覧いただければと思います。
また、絵本でコミュニケーション講座ですとか、通信添削作文講座を主宰、日本語学校非常勤講師などをプロフィールとして伺っております。
また、和歌山県内の図書館で、すでに読書感想文講座を実施されているということで、今回、親子で夏休みに参加していただける講座を実施いたしました。
「親子で」ということなんですけれども、実際は児童と講師のワークショップという形で、本を読んで感じたこととか思ったこととかを文章で表現する楽しさを学ぶということで、ワークショップ形式にしております。
保護者の方は、後ろの席からその様子を見ていただいて、実際にお家に帰ってから取り組まれる時に、同じ情報を共有していただけるようにしました。
ただ、1年生から6年生までいらっしゃいましたので、低学年の方はちょっと心細かったかなということで、2回目の時は低学年の方については隣に保護者の方に座っていただけるような配置で行いました。
実施後の感想といたしましては、子どもさん達は「非常に楽しく思ったことを書けるようになって良かった。」という感想がありました。
保護者の方からは「毎年読書感想文を書くにあたって、子どもに対して色々とアドバイスをしてあげたいんだけれども、どういう風にしてアドバイスしたらいいのかがわからなかったので、今回こういう講座を受けることができて非常に良かった。」という感想がありました。

委員:はい、ありがとうございました。

会長:どのような連携ができるんでしょうね。
今後の課題ということで、色々と図書館と話をしていただけたらと思います。

館長:今のお話なんですけども、教育委員会の定例会が毎月ありまして、その中で私の方から毎月の行事の報告をしております。
当然ながら今の行事の方も報告させていただきました。
教育委員さんの方から読書するにあたって、感想文を書くことがプレッシャーになって読書嫌いになってはいけないとのご意見をいただきました。
その趣旨でもこの行事をさせていただき、一定の評価はしていただいたんですけれども、委員がおっしゃっていただいたように学校との連携を考えて欲しいというご意見もいただいています。
図書館支援員さんの研修であるとか、そういった研修の際に情報提供ができて、どこまでご参加いただいてどういう情報提供ができるのか、ということを今後検討課題としたいと思います。

委員:ありがとうございました。

会長:よろしくお願いします。

委員:ブックスタートなんですけど、これは4か月児健診で渡されるんですか。
その後、どれくらいその本を読まれたとか、なんかアンケートみたいなのを次の検診でとられるとかいうことはないんですか。
気になるのは、親が読んでないと子どもになかなか勧めないというのは、統計をとったわけでも何でもないんですけれども、いろんな講座とか、若いお母さんから話を聞く中で、やっぱりその傾向があるのかなと思うんですね。
やっぱり広場でも、私も広場で実際スタッフもしてましたし、本がすごく好きなお母さんと全く興味ない方とすごく2分してらして、おはなし会をやっても、子どもさんだけ聞かせて、親は「子どもだけ聞いてるわ」という感じで、後ろで全然違うことをしていたり。
すごく興味がない方は全く興味がなくて、実はこの間、茨木じゃないんですけれど、岬町の方で、学校にしか図書館がないという所で、市内に図書館がないのでとにかく子どもを本好きにするにはどうしたらいいかというワークショップをして欲しいと依頼がありまして、そちらに行ってきました。
やはり、色んなことを話す中で、工夫しておられるお家はやっぱり子どもさんは読んでるようなんです。
その工夫の仕方が様々だったんですけど、家に階段式に本を並べて、無造作に並べてて、それを子どもが何かの時にパッと見て面白そうだなとか。
本も色々あって、絵本から図鑑からマンガからあるんですけど、それを色々興味のある所からだんだんちょっと高度なものに行くとか、なんか色んなアイデアが出てまして、親同士なんかそういう本を好きにさせるのにどうしたらいいんかなみたいな交流会みたいな、そういうのがあったらいいなとすごく思ったんですけど。
親が本に対して必要だと、必要性を感じるという機会がなかなかない。
だから、「子どもだけ読んでたらいいわ」という感じにどうしてもなってしまってたり、さっき言われたように読書感想文を書かなあかんから本を読まなあかんとか、その義務感からなかなか本好きにならないんと違うかなとすごく感じてまして。
親まなびの講座でお母さんたちに絵本を読んでいますが、お母さんが涙を流されたり、すごく感動される場面が結構ありまして、お母さんも読んで欲しいのかなという。
だから子どもさんだけのコーナーじゃなくて、例えばお母さんも一緒に親子で読みましょうとか、お母さん向きの本とかもあるんです。実は絵本でも。
そういうちょっとコーナーもあったらいいのかなと。
やっぱり親の方を、まずそこをやっていかないとますます子どもは本好きにはならないんじゃないかなと思っております。
なので、ブックスタートでせっかく良い本を、市民の税金を使って配られてるので、その後どれくらいそれを読んだとか、ちょっとこの本はあんまりとか、その辺の反応みたいなものを次の検診の時にとれたらいいんじゃないかなというのをちょっと思ったんですけど、いかがでしょうか。

会長:そうですね、ブックスタートに関わってということでありますが、今の提起をお聞きしていると、親への働きかけ、これをどういう機会でどんな方法でやったらいいのかということを含めてのご質問だと思いますが、この取組表を見ていましたら、図書館として色々やってらっしゃるみたいですね。
いわゆるこの子どもの読書に関する、あるいは、中央図書館でも色々やってらっしゃるみたいですので、そういった中で特にブックスタートに関わることを聞くというのはおそらく難しいと思いますが、その他、親への働きかけ、どのように他の事業の中で為されているか、もしご紹介いただけるならお願いします。

事務局:ブックスタートは4か月児健診でさせていただいておりまして、こちらの方は毎回違う方が来られるということで、その後の検診でということはちょっと今のところないのですが、4種類お配りさせていただいている絵本につきましても、何年かに1度は本を変えていくということはやっております。
あと、ブックスタートの後ですね、保育園なり幼稚園に入られるまでの間の取組として読み聞かせ講座ということで、乳幼児とその保護者の方に参加していただいて、親子で絵本などを楽しんでいただけるように講座をやっております。
要覧の44ページに書かせていただいているんですが、子ども読書活動推進を目的とした行事ということで「読み聞かせ講座」というのをやっております。
年に2回場所を変えてやっておりまして、29年度につきましては、文庫を主宰されている方を講師に、絵本の読み聞かせですとか、わらべうた・手遊びとかを親子で楽しんでいただけるようにという講座をやっております。
あと、4か月児健診に参加していただかなかった方につきましても、図書館の方でパンフレットと絵本をお渡しする他、保健医療課の保健師さんが家庭訪問される時にも絵本を介した親子のふれあいということで、ブックスタートのご案内等、絵本を持って行っていただいたりとか活動をしていただいております。
その他、先程紹介させていただきましたちいさい子おはなし会ですとか、つどいの広場などで出前講座に呼んでいただいたりとか、乳幼児の赤ちゃんから本と触れ合っていただくということで活動をやっております。

会長:よろしいですか。

委員:まぁ、たぶん本好きな方しか行かないでしょうね。
興味ない方でもちょっと興味を引くような何か取組があればいいかなと。

館長:一つ例で申し上げますと、環境づくりというのが一番大事かなと思ってます。
日常生活の中で、本に触れる親しむということが必要だと思ってます。
なかなか図書館でというのは難しい所で、図書館に出向いてというのは難しいのかなと思います。
そこで、そういった所では、3年目になりますけれども、大阪府との共催で、イオンの吹き抜けジョイプラザで、えほん広場で一日、本を約400冊置いて、マットを敷いて、買い物に来られた方が立ち寄れるような環境作りをしております。
また、お買い物に来られた時に「おもしろそうだな。」と寄っていただいて、子どもさんと一緒に、自分も子どもと一緒に見てて楽しいというようなことを味わっていただける、そこもまた一つ、読書推進につながるのかなと思っております。

委員:そうですね。
そういうちょっと身近な所から興味が出るような取組を期待しております。
よろしくお願いします。

委員:意見としてはまとまっていないんですけど、先日、神戸の理化学研究所にスーパーコンピュータ「京」の見学に行ってきました。
スパコン「京」は引退です。
あの「2位じゃ駄目なんですか。」で有名になったスパコンなんですけれども、次世代のスパコンが導入されるそうです。
お話を聞いてたら、そのスパコン「京」が2年後にもならないうちに、もうポケットに入るっておっしゃいました。
1位2位を争っていたスーパーコンピュータの性能がすぐにポケットサイズになる。
この時代に子ども達と、かつ情報力と闘わなければならない、本っていうものが。
でも、小学生と混じってプログラムの講習会に入ってやってたんですけれども、コンピュータでプログラミングしている子が本嫌いではないです。
本も読みます。
だから、コンピュータ世代がコンピュータはするが本は読まないとか、スマホで本を読んでるから本を開かないとか、そういう時代ではない時代が来ると思います、確実に。
もうごちゃまぜというか、もう生活そのものがコンピュータ世代の子がどんどん育てていく中で、先生方はとても大変だろうなというような感想です。
情報を取るのは本の方がいいとわかってるんですけれども、必ず私でもインターネットで取ります。
確認はしますけれども、何種類か。
そんな時代で、図鑑を見たら楽しいです。
でも、図鑑に載ってないものもパソコンでは見れます。
動画も見れます。
この時代で、図書館に来いっていう、それは違った攻め方もしなければならないと考えております。
例えば、プログラミングの教室をするとか。
とにかく図書館においでと。
私はそれを普通の工作でやってるんですけれども、「本を読みなさい」「本を読みなさい」それはもう各図書館とか各学校、各幼稚園・保育園がものすごく努力されていると思います。
子どももたくさん本を読まれてると思いますね。
司書さん、幼稚園もすごく頑張ってると思います。
何冊も読ませたり。
情報処理の先生がいらっしゃるのに、こんなえらそうなことは言えないんですけれども、考え方をこちら側もちょっと変えていった方が、攻め方というんでしょうか。
数字ばかりでなく。
よくこの図書館に来ると言いますけれども、人数が減っている20代、たくさんおります。
わんさかいます、この図書館の中に。
よく見かけるのはお年寄りだけではありません。
でも、借りてないんですよね。
朝、並んでますよね、でも借りてない。
そこのところ、だから図書館離れではなくて、図書館には来てるんです、20代は。勉強しにとか。
でも借りてないという、そういうちょっとした隙間も現実を見ててそんな風に思います。
小学生だって見てるかもしれないけど、借りてない。
だから、数字だけには表れないものもたくさんあると思っています。
意見になってないんですけども、感想になってしまってます。

会長:ありがとうございます。
子ども読書に関わるとこれぐらいたくさんの意見が出て来ます。
そういう今の社会の変化の中で、子ども読書を何とかという、そういう思いの中で、この読書活動推進計画というものをこの茨木市だけでなくて、全国上げて取り組まれているというまさにそういう危機感がもたらしたものだと思いますし、さらにこの取組表の一番右にありますように、担当課、あらゆる担当課がこの活動推進に関わりながら取り組んでいらっしゃる。
こういう事態にあるんだということをふまえて、図書館がその中で何ができるのか、非常に大変な部分もあろうかと思いますが、こういった取組を着実にやっていく。
そのようなことで進めていかざるをえないなと思っております。
どうぞよろしくお願いします。
案件3「平成30年度子ども読書活動推進の取組について」他にご意見がなければ、以上で終わらせていただきます。
以上で、本日予定されておりました案件は、すべて終了いたしましたが、事務局から何か他に報告等はありますでしょうか。

事務局から茨木市市民会館跡地エリア活用について説明

会長:はい、ありがとうございます。
ということで、実際には5年先くらいにオープンするのでなはいかというような計画だと思いますが、一つだけ注文をつけさせていただくとすれば、中条図書館は一番古い図書館ですね。
大きさも980、1000㎡弱。
その後の図書館は1200、1300㎡。
ということになると、やっぱり新しい図書館は1000㎡前後ではちょっと小さいかなと。
新たな図書館に機能が色々求められている中で、難しいとは思うんですけども、1㎡でもいいから図書館を大きくとっていただきたい、そういうことです。
後は特にございませんか。

委員:色々統計とかのお話しも聞かせていただいて、子どもの活字離れとか読書離れとかいうのはすごくよく耳にもしますので、幼稚園で毎日読み聞かせをしたり、週に1回本を借りたりとかしてるんですけど、それがどの程度子ども達に本当に浸透しているのかというのがつかみきれてない。
先程お話のあったブックスタートがどの辺まで浸透してるのかということを幼稚園でも検証していかないといけないかなと。
ただ、借りて帰ってちゃんとお母さんが読んでくれている家庭もあれば、そうでない家庭もあって、お兄ちゃんに読んでもらったりする家庭もあったり、読めてない家庭もあったりするのかなと思うと、その辺の検証もしていかないといけないなと思います。
幼稚園とか保育所が、実際子どもと直に接することができる場面なので、しっかりと責任をもってやっていかないといけないということをすごく感じました。
そして、幼稚園・保育所は直に保護者の方と話したりする機会もあるので、先程のえほん広場ですかね、そういうのPTAさんと共催して、お遊戯室という広い空間もありますので、そういう機会ができるなと。
色々な情報をいただいて、考えさせていただきました。
本当に今日はいい機会をいただいて、また調整したいと思います。

会長:それでは、これをもちまして、平成30年度第2回茨木市図書館協議会を閉会いたします。
皆様、ありがとうございました。