事務局から
「(仮称)第3次茨木市子ども読書活動推進計画(素案)」、資料1「第3次計画 構成(案)比較表」、
資料2-1「令和元年度子ども読書活動に関するアンケート調査結果」及び2-2「子ども読書活動に関するアンケート調査結果」に基づき説明
会長:はい、ありがとうございます。
今説明をいただきましたが、この案につきまして、ご意見をお願いします。
できるだけ時間をとりたいと思いますので、忌憚のないご意見をよろしくお願いします。
説明いただいた資料は、3種類ありますが、メインは推進計画です。
この計画を作成するにあたっての調査結果、その調査結果を踏まえたこの推進計画を作成するための構成、これらを説明していただいたと思います。
まず第3次計画構成(案)比較表からご意見を伺いましょうか。
もちろん、アンケートの中で何かお気づきのことがあればそれでも結構です。
第2次計画に対して第3次計画はこのような構成でいきたいということですが、この件についていかがでしょうか。
大きな違いは備考欄の変更点に書いておりますので、変更点についてご意見がありましたらお願いします。
委員:私が理解できていないのかもしれませんが、第3次計画構成(案)比較表では変更点として基本方針の3本柱から2本柱にすると書いてありますが、2本柱とはどれのことでしょうか。
具体的にお願いします。
事務局:第2次計画では、1「子どもの読書機会の提供・充実と読書環境の整備」、2「学校・地域等と市立図書館との連携による推進体制の整備」、3「子どもの読書活動への理解や関心の普及・啓発」と基本方針が3つありました。
これを整理しまして、第3次計画では、基本方針を、1「子どもの読書機会・環境の提供・充実と読書活動の啓発」、2「関係機関の連携・人材の育成」の2つにしました。
委員:基本方針の1と3を統合するということですね。
会長:どうして、3本から2本にされたのか理由がありましたら、説明をお願いします。
事務局:素案の構成を考える際、第2次計画で毎年やっている取組みをまとめておりますと、基本方針の1と3で、同じ取り組みについて述べていることが多く、重複部分が多数あり、わかりにくいということがありました。
当初、基本方針の1、2、3の順番を変え、普及・啓発活動について、方針は別立てで、読書機会の提供と環境の整備を同じ章で述べる形にしましたが、一緒に述べるのであれば一つにしたらどうかという意見が、先の策定委員会で出ましたので、基本方針の2つを1つにまとめました。
会長:そういうことでよろしいでしょうか。
構成につきましてはご理解いただいたということでよろしいでしょうか。
それでは、具体的に素案についてご意見をいただきます。
第2次計画における取り組みと成果・課題について、取り組んでこられた成果と課題をそれぞれの基本方針ごとに書いていただいています。
基本方針1「子どもの読書機会の提供・充実と読書環境の整備・充実の取組と成果・課題」の中のまず一つ目として、「家庭・地域における取組と成果・課題」についてはいかがでしょうか。
感想でも結構ですし、こういうこともあるのではないか等、ご意見がありましたらよろしくお願いします。
委員:子どもにアンケートを取られるときに、読書とは子どもにとってどこまでが読書になるのでしょうか。
読書っていろいろあると思いますが、マンガを読んだり辞典で調べるのも読書と捉えるのか。
一人一人にアンケートを取るときに、捉え方の意識づけをされてからアンケートをされたのでしょうか。
事務局:アンケートの質問用紙に、「朝読や図書の時間を入れます。小説以外の科学の本なども入ります。ただし、教科書は除きます。」といった記載をしており、子どもたちはこれで答えています。
委員:私の娘は大学生ですが、スマホで読んでいるけど、それも読書として捉えますか。
事務局:アンケートの場合は、紙の本としています。
他の質問でスマホやパソコン等でも読むかを聞いています。
マンガについては特に言及していません。
委員:マンガを読んでいて読書と思っている子がいるということですね。
私は読書と思っていますが、答える側の意識ですごく変わってきますよね。
パーセンテージが良くなったからといって、すごく読んでいるなと単純に考えるのはちょっと違うかなと思います。
数字より、もしかしたらもっと良い結果かもしれないと思うのです。
子どもは結構読んだりするのが好きですよね。
読書離れって単純に言うのではなく、読書も結 構しているので、難しいところですね。
1か月にゼロっていう結果がありますけれども、学校で読んでるのではないでしょうか。
朝の読書の時間を省いたアンケートですか。
事務局:いいえ。朝読も回数に含むことになっています。
委員:では何でゼロになるのか。
事務局:読みかけの本もOKと言っているのですが。
会長:とりあえず、この一つ目の家庭・地域について、アンケート結果から、二つのこと、一つは4歳児の保護者に対するアンケートで「子どもに1週間のうち何日子どもに本を読んであげますか」の問いに対し、0日の割合が、5年間で9.7%から3.3%に減少した。
これが一つ目の成果ですね。
それともう一つ。
0冊の割合が5年間で3.9%から0.7%に減少したということ。
この二つのことを、この第2次計画の一つ目の基本方針の成果の一つとして皆さんに考えていただけるかどうかだと思います。
委員:そう思ったんですけど、数字がちょっとわからないです。
良かったなという感じではなくて、減っているからいいとは思うけど、なぜゼロなんだろうかと思ってしまいます。
会長:まあ、なぜそうかと言われても、アンケートからはなかなか理解は難しいかもしれませんね。
館長:朝読については学校の話で、今は地域・家庭の話になると思います。
家庭の場合は、「1週間のうちに何日本を読んであげましたか」と聞いても、読めないお母さんもいらっしゃると思いますし、「何冊本を読んであげましたか」と聞いても、1か月で読めないお母さんもいらっしゃるのかなと思います。
決して多ければいいわけではありませんが、0冊が減ってきたのは、保育所や幼稚園やその他のところで、読書にこういう効果がありますということを伝えられたからこそ減ってきたのかなと思っているところです。
委員:それなりに効果が出てきたんですね。
会長:この一つ目の成果・課題。
これを第3次計画にどう活かされるのか、そのあたりを関連づけてご意見をいただきたいと思いますので、次に進みます。
次に、保育所・幼稚園・認定子ども園での成果です。
これらも明確に5年間の間に、保育所・幼稚園で借りることが増加しています。
これは、こういった施設の環境整備の成果、あるいは働きかけの成果というように捉えることができるということですね。
このことについて何かありましたらお願いします。
委員:お母さんたちはお忙しいですよね。
働いている方が増えていますから、身近な借りやすいところで借りているのかと思います。
会長:いずれにせよ、保育所・幼稚園・認定子ども園などの取り組みによってこういった成果があったということでよろしいでしょうか。
委員:本に関わる時間を確保されたり、努力もあったと思いますね。
委員:逆に、学校の図書室についてですが、本を借りない子どもたちの理由は何ですか。
会長:学校は次の項目ですね。
学校について質問がありましたが、結果を踏まえて何かご意見がありましたらよろしくお願いします。
委員:「借りずに帰る」という点で一つお答えすると、子ども達から借りたい本がないという意見を聞きます。
実際、図書室にある本を借りることになるため、一つ制限がかかってしまいます。
そこで興味が持てないお子さんもいらっしゃいます。
また、中には借りたい本が借りられている。
つまり、学校では複数冊の本を置いたり買ったりするのが難しく、その関係で借りたいけど今週は我慢しようとか、タイミングが重なったから今回は諦めようとかいう声を聞くこともあります。
特に夏休みと冬休み前は、読書感想文に取り組んでおり、冬は三島地区の、夏は全国の読書感想文がありますが、どちらにも子どもたちの感想文を出せるよう、本校も指導を含めて取り組んでます。
その際、課題図書という指定図書がありますが、書きたいという子が重なってしまうと、本が足りなくなってしまいます。
一度、近くの庄栄図書館で、どれくらいの時期から課題図書が決まり、予約が入ったり借りられているのかとお話を聞いたところ、約1~2か月前から予約が埋まっていってしまう。
そして、感想文の提出期限に近づくとほぼ図書館にもないという状況を聞いており、子どもたちに借りたい本が届きづらい環境があることは否めません。
でも、僕たちは、借りたくないっていう子たちに対して、何とかしたく、週に1回程度、低学年の場合は国語の授業中に集団で図書室に連れて行き、一冊借りて帰ってもらうという形で、図書に触れる機会を取っています。
また、高学年になると、今度は調べ学習が中心になり、自分が読みたい本よりも資料的に使うことに担任も時間を取っている部分があります。
図書を親しむということでは、休み時間や開館時間内に子どもたちが借りたいと言って動いてくれる部分に任せているところが大きいと思います。
そこは我々の課題であると、成果を聞きながら感じました。
本屋で買うのは、図書室では自分が読みたい本がすべてあるわけではありませんので、そういった子どもたちの声がアンケート結果に反映されたと捉えています。
委員:やっぱり借りたい本、読みたい本を自分で買う。
図書館で借りられないからという感じでしょうか。
委員:その借りたい本が借りられているときに、公共図書館との連携はどうなっていますか。
委員:蔵書検索というシステムがあり、学校で本がなくても、検索をかければ市内図書館については確認ができますので、そこに借りに行かせてもらったり、予約させてもらったりという形で、全く連携が取れてないわけではないんですけれど。
委員:取り寄せるための物流ですか。
委員:物流便があります。月に1回。
ちょうど今日が物流便の日だったんですけど。
それは事前に、各校や市立図書館宛てに、「こういう項目で探してます」とか、具体的に本を探しているときは蔵書名をお伝えして探していただいたりします。
高学年の調べもの学習の場合は、例えば、「お米について」とか「宮沢賢治」とか一つのテーマをお伝えして見繕っていただくことが多いかなと思います。
委員:連携とか取れているんですね。
委員:他市に訪問しても、茨木はすごいねと言ってもらっています。
会長:委員に少し教えていただきたいんですが、借りたい本がないという子どもたちの希望の本については、学校図書館資料の選定の際に参考になさっているのですか。
委員:はい。
本校の場合ですが、子どもたちに図書室に置いて欲しい本という形で自由に書ける紙と投票できる箱みたいなものを設置しています。
今は図書館支援員が各学校にいますので、支援員が回収し、市で2回ある図書の購入申請期間に、アンケートや支援員に寄せられた意見を元にそこから優先して買うようにしています。
会長:そうすると、課題として、複本購入と課題図書。特にこの二つですね。
これは予算と絡みますね。
それから、後ほど出てくる市立図書館との連携、その関係の中でどうこれらの課題を取り組んでいくのか。
第3次計 画に向けて出た課題の一つとして捉えてよろしいですか。
委員:そうですね。
会長:それでは、市立図書館の課題ということですが、何かありましたらどうぞ。
ここで拝見すると、学校や園と違い利用者減少のアンケート結果ですが、これは実態としてそういう結果が出るのは仕方ないですよね。
委員:すごく頑張って取り組み、成果をたくさん書かれていてすごいなと 思って読ませていただきました。
こういう成果が出たというのは、市民の皆さんにお知らせする機会はあるのでしょうか。
デイジー図書がこれだけあるとか、英語以外の母語の絵本が図書館に あるとかをどうやって知らせてるんでしょうか。
結構広報されているのでしょうか。
会長:一応ホームページに書かれていますよね。
館長:ホームページに載せたり、中国語の絵本等はリストアップをしていますが、より多くの人に周知することが課題かと思っています。
委員:必要な人は自分から見ますものね。
館長:そうですね。
そういう手段を持っていらっしゃらない方とか、情報を得ることができない方にどのように周知していくのかが課題と考えています。
委員:パソコンとかスマホで、その情報に近づける方はわかるけれどもということですね。
会長:教えていただきたいんですが。
子ども向け調べものリンク集などで、随分とリンクをされているのを拝見するんですが、こういったものを活用した回数とか、そういうデータは取れるのですか。
事務局:ホームページのそれぞれのページの閲覧数はわかるんですけども、リンクの利用数まではわからなかったと思います。
会長:リンク集を開くと、リンク名が出てきますよね。
そのリンク名の利用回数は出ないでしょうか。
館長:出ないです。
委員:基本的には、システム上、すべてログで調べられるはずです。
後は、数字でどこまで出るようにしているかどうかです。
公開はされてませんが、細かくカウントしている図書館もあります。
ホームページにぶら下がっているデータで、機械上、全部回数は持っています。
いつどの端末がどのボタンを押してみたとか。
まあ、それをどこまでするかですよね。
会長:図書館の子どものサービスとして、例えば図書館を使った調べる学習コンクールとかを含め、こういった調べ学習や調べることについて、図書館が力を入れて支持されている。
そういう中でリンク集がどれくらい役立ち、どれくらい使われているか気になりましたが、統計が出ていなければ結構です。
委員:広報には載っているんですか。
例えば、こういう調べものリンク集がありますよとか。
館長:リンク集までは載せていないです。
デイジー図書の案内などは、3か月に1回程度、掲載しています。
デイジー図書はサピエに入っていてダウンロードできますが、今年に入り小さいお子さんの登録も増えています。
今まではほとんど大人の方ばかりでしたので、少しずつでも広報できているのかなと思います。
でも、まだまだな部分もあります。
ホームページのリンク集は、頻繁に広報に載せられないため、その辺 も考えていかないとと思います。
調べ方についてのパスファインダーではないですが、子どものそういうものを作って知らせていく方法もあるのかなと思います。
委員:QRコードをつけて、スマホからそこに飛べるなら利用しやすいかなあと思います。
ホームページに行きやすいですね。
館長:そうですね。
委員:時間がないとか遠いといった理由でなかなか市の図書館に行けないといったご意見があるので、地域格差がありますよね。
図書館が近い学校の保護者は、結構読み聞かせをしたり、自分も読ん でおられるし、子どもにも読ませているという話を聞きますが。
やっぱり図書館から離れたところではこんな話よりも他の話になってしまいます。
やはり近くにそういう施設があるのとないのでは格差があるので、その格差を埋めれる何か、たとえば移動図書館を増やしていただくとか、予算のこともあると思いますがご検討いただければと思います。
会長:それでは、基本方針の2と3についていかがでしょうか。
委員:ネットワークだよりを年2回発行というのはどこで発行しているのでしょうか。
図書館だけですか。
事務局:図書館の児童担当が、主に学校の先生や学校図書館支援員向けに公共図書館の情報をお伝えするということで作りました。
会長:図書館協議会委員としては、ぜひ見てみたいと。
委員:見たいですね。
どんなものかどうか。
会長:また機会がございましたらよろしくお願いします。
委員:一つよろしいですか。
今も学校図書館支援員という言い方をされていますが、学校図書館法が変わってもう4年経ち、滋賀県では、法律が変わってから「学校司書」という職名で発令されるケースが非常に多くなっているんですけれども、そういう方向にはならないでしょうか。
支援員という職名でも仕事の内容が変わるわけじゃないけれども、働いてる人のモチベーションの問題というか、学校司書は学校図書室の責任者という位置づけになりますので、その辺の現状をお聞かせいただければと思います。
委員:学校図書支援員というのは地域ボランティアのことですよね。
委員:地域ボランティアとは違う形です。
委員:図書館司書の資格を持って採用されている方ですか。
事務局:市の非常勤嘱託員として全校1人ずつ配置されており、資格といたしましては、教員免許又は図書館司書の資格のいずれかがある方になります。
委員:滋賀県は、司書資格又は司書教諭の資格がある方で、司書資格がある方が優先なんですよ。
その辺の違いがあるのかもしれませんね。
館長:支援員は、司書の資格がなくても教員免許があれば支援員になれますので、必ずしも司書でないといけないことはありません。
委員:支援員が教員経験のある方の場合、教材と本を結びつけたような提案を支援員からしていただけます。
例えば、この時期にはこんなことがありますよねとか、こんな本はどうですかって。
あらかじめ本を見繕って提案してくださったり、こちらが相談した時に、先ほどの話のようにお米をテーマにすれば、お米だけじゃなく、お米に繋がる流通だとか、いろんな視点から繋いでいただけるところは、教員経験がある方が支援員の場合はすごく助かる部分でもあります。
会長:それは基本的には司書教諭の役割なんですよ。
司書教諭、今でいう学校司書は、教諭と連携を図りながら主として図書室運営にあたるということでそういう名称なんです。
そこら辺が、支援員という名前で、1人でその分を担っていらっしゃるという風に受けとめています。
どちらが いいのかってなってくると、前にもこの質問をさせていただいた際に、前任の館長からですが、変える意思がないという感じで説明を受けたつもりでいます。
以前、協議会で質問をさせていただいたときは、学校司書の法律改正がされましたのでどうでしょうかとお伺いしました。
館長:今のところ、茨木市としては、支援員という形で配置し、司書教諭の方と一緒に進めていく。
それに加え、ボランティアの方が入られている学校もありますので、この三体制で進めていこうというのが本市の体制です。
今後どうなるかわからないですが。
委員:学校には1人なんですよね。
館長:支援員は1人です。
会長:それと1点。
先ほどちょっとお話がありました、学校図書館に必要な図書を、市立図書館が提供するという連携のことです。
その連携、いわゆる学校への図書の資料提供は書かれていないんですか。
事務局:基本方針の取組と成果・課題のところにあります。
学校の調べ学習等に使用する本を、市立図書館の団体貸出や物流システムの配送を利用した学校間の貸借により提供しました。
会長:調べ学習というふうに書いてあるんで、例えば調べものではなくて、子どもたちが読みたい本とかですね。
事務局:子どもたちの個人的なリクエストに応えるための貸借は含めていません。
あくまでも、授業で使われる資料の提供というのが第一になっています。
委員:システム的には無理ってことですよね。
学校の調べ学習以外のものでは。
子どもたちが一番読みたい本があって、図書館にあるのに読めないとか借りれないっていうのはどうなんでしょう。
会長:先ほど、お尋ねになっているのはそちらですよね。
そちらの部分をどうするか検討をいただけるとありがたいですね。
事務局:現状として、子どもに人気がある本は、市立図書館でも貸し出しが頻繁にされており、なかなか本棚に並ばないという現状があります。
先ほど課題図書の話が出ましたが、市立図書館も少し早めに複本を買って対応を行っていますが、時期は集中します。
会長:人気のある複本や課題図書がどうなのかといったこともありますけども、子どもたちが学校の図書館で読みたい本、そういうものが図書館にあった場合に、市立図書館に貸し出しを求めたときに、連携の一つとしてそういった対応をこの中に書かれなくてもいいのですかということでもあったのですが。
館長:確かに、人気がある本や課題図書をすぐにどうこうっていうことは難しいと思いますが、学校図書館よりも市立図書館の本がたくさんある場合、たまたまその学校で借りられていて無くて残念と思ってる本が図書館では借りられてない状態で置いてある。
そういったことを考えると、今後そういうことを連携するのはできないことではないと思いますので、計画に書けるかはわかりませんが、その辺をどうしていくかというのは少しお時間いただき、考えていく余地はあると思います。
会長:大変なのはよくわかります。
委員:その辺はあまり意識しているわけではないですが、滋賀県だと学校司書が第一にサービスする対象は子どもたちなんですよ。
先生との連携はあるけれども。
子どもがこんなのを読みたいという本がなかったら、学校司書が公共図書館に取り行く形でやっています。
まだ1校に1人ではなく、1人で2~3校掛け持ちしているので、ついでに公共図書館に借りに行こうとか、学校として取りに行こうとかを学校司書の人がほとんどやっています。
自治体によって週1回、全校の学校司書が公共図書館で連絡会をやっているところやそこで本を借りたりしています。
事務局:本市では物流便を利用するだけではなく、今窓口の方で短期貸出ということで、開架に並んでいる本を借りていただく団体貸出をしていまして、支援員が図書館に来られて開架に並んでいる本を借りていただくことができるようになっているんですが、おっしゃっていただいた、子どもたちの個々の要望に対してどこまで関わるかっていうことになりますと、どういうやり方で応えていくかっていうような整理が必要かと考えます。
会長:第2次計画については以上にさせていただいて、また後で振り返りますが、第3次計画の基本的な考え方は一括でお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、一括してご意見をいただきます。
確かに基本方針を2つにまとめてスッキリしましたね。
読んでいてわかりやすい内容になったように思います。
委員:今、図書館はボランティアを募集されていますか。
事務局:ボランティアの募集につきましては特に行っていません。
委員:読み聞かせのボランティアをもし誰かが志したときに、どこに行ったらなれるんでしょうか。
事務局:図書館でやっているおはなし会ボランティアの募集は不定期なんですが、3~4年ごとに募集しています。
活動人数が減ってきた時などのタイミングで、広報いばらきで募集をしています。
委員:結構大きな柱として、ボランティアの育成や研修というふうにされているので、どんどん募集して研修しているイメージがありましたけど、そういうわけではないんですね。
一定の人数が決まっているんですか。
事務局:図書館のおはなしボランティアにつきましては、8つある分室を活動の基本のグループとして、それぞれに大体6人くらいから多いところでは11人ぐらいの方がいらっしゃいます。
読み聞かせは、絵本だけではなく、お話を覚え、ストーリーテーリングを中心に併用してやっています。
委員:知人から、どうやったらボランティアになれるのか聞かれたんですよ。
講習会があるんじゃないと答えたけど、ここ一年の間、広報を見ても募集や研修が一回もない中、計画には育成や講座でスキルアップと書いてあるので、きっと見逃したのかと思ったんですけれど、今は狭き門なんですね。
館長:図書館のおはなし会のボランティアの募集は、読み聞かせではなく、本を見ないでおはなしができるボランティアを募集しております。
そのため、1回の講習ではなく、毎週来ていただくような連続の講習になります。
おはなしできるまでに、技術が必要なことから狭き門になっています。
育成につきましては、今いらっしゃる方に対しても、年に何回か技術研修を行っています。
また、ボランティアの募集ではありませんが、おはなしをしたい方に、いろんなところで活動していただこうと思いまして、読み聞かせの講座を子ども読書活動推進の中で行っております。
それは、一般市民の方、又は読書に関わる大人の方を対象に募集してます。
読み聞かせをされる団体はいくつかありますので、第3次計画では、そういうところを幼稚園や保育園などに繋げることができないかということは考えております。
また、そういう活動をしたいっていう方が結構いらっしゃるようで、ここにそういう団体がありますよ、というのを府などもホームページに載せられていたりします。
活動したい方には、そちらを紹介したりはできると思います。
委員:やりたい人は良く聞くんですよ。読み聞かせの小さいグループをたくさん作っていますよね。
そういうところと連携できたらいいですね。その頂点に市がなってね。
館長:それを第3次計画には少し入れさせていただいています。
会長:他にはよろしいでしょうか。
私からですが、連携を非常に大きく取り上げていらっしゃって、とりわけ学校と公共図書館のネットワークプランを資料編に入れるのはおかしいでしょうか。
2か所にこのプランが出てきてまして、このプランがどういうものか改めてホームページで見ると、とっても良いプランですのでもうちょっと周知していただくことを考えると、資料編にも入ってくるような気がしました。
館長:資料編に入れさせていただきます。
会長:全体を通していかがでしょうか。
これだけは言っておきたいこととかはありますか。
委員:「学校での推進」のところで、「読書感想文を夏休みの宿題にすることで読書の機会を増やす」とありますが。
各校でそれこそ本と出会えてなくてどううまくしていこうと悩んでいるお子さんや、支援を要するお子さんなどいろんな課題があり、読書感想文も一つの表現方法と思いますが、全員というのはすごく難しいです。
強制とは読み取っていないですけど、少し感じる部分があります。
館長:検討させていただきます。
会長:以上でよろしいでしょうか。
ご意見がないようですので、これをもちまして、「案件1、(仮称)第3次茨木市子ども読書活動推進計画(素案)について」を終わらせていただきます。