1令和3年度事業実績について事務局から、資料1に基づき説明資料1:令和3年度の事業実績
会長:それでは、令和3年度の事業実績についてご意見やご質問をお願いします。
委員:電子書籍について、貸出点数は令和2年度よりも令和3年度の方が上昇していますが、予約点数は減少しています。
この要因は何でしょうか。
また、タイトル数がどのような状況かお教えください。
会長:新型コロナウイルスの影響から一昨年前に電子書籍を導入され、2年ほど経過していますので、利用状況の説明をお願いします。
事務局:予約点数の減少については今後検証したいと考えております。
ライセンス数について、導入年である令和2年度末は1,473ライセンス、令和3年度3月末で1,807ライセンスということで拡充を行いました。
館長:電子書籍の予約が減った理由を現在検証しているところですが、令和2年度は導入年ということで1,473タイトルを導入しました。
令和3年度は334タイトルを追加しました。
そのあたりが、予約件数の変化に影響したのではないかと考えられます。
会長:他に質問等はありませんか。
委員:ブックスタート事業の意義は素晴らしく、私の二人の子どもたちもブックスタートの絵本をきっかけに本好きになった部分もあるかと思います。
私自身、英語の通訳でブックスタート事業によく参りますが、外国籍の方からブックスタートの絵本をもらえるのは嬉しいけれども、なぜ日本語の絵本なのかといった意見をいただくことがあります。
子ども読書活動への取組みとして、外国語で書かれた絵本の収集に力を注ぐと示されていますし、例えば、市内小中学校で外国籍の生徒が増えてきたり、日本国籍の方が英語の絵本をほしがることも考えられますので、配布する本の選択肢が広がる予定はありますか。
事務局:今すぐとはいえませんが、外国籍の方への対応などを考えないといけないと思いますので、今後の参考にさせていただきます。
会長:もともと図書館の外国籍の方へのサービスは、大阪市や大阪府が早くから取り組んでいるようですが、地域で居住する方の国籍が相当違うと思いますので、多文化サービスや外国籍の方に向けた資料提供等、大阪府以外の事例などご存じでしょうか。
委員:最近は現場を離れており調査できていませんが、滋賀県の愛荘町は人口の10%がブラジル系のコミュニティで、専門の書店からカタログを取り寄せて資料提供したり、文化的な繋がりも大事という観点からブラジルの踊りや歌による交流の機会を作っている事例がありました。
また、東近江市では、幼稚園や保育園に多くの外国籍のお子さんが所属していましたので、移動図書館で持って行ったり、先生方もケアに気を使っておられ、事前に資料の準備等をされているようでした。
委員:大阪府の会議に出席しましたところ、府では、多言語読書活動推進事業を展開されています。
今年度は6か国語ですが、就学前の子ども用の外国語絵本を紹介したリーフレットを作成するそうです。
現状どこまで進んでいるかわかりかねますが、各市町村にも配布するようです。
母国語のみの表記で、日本語表記が無いようですので、日本語表記も必要ではと意見を申し上げましたが、とりあえず母国語に触れる機会が少ないことから、母国語で書かれた絵本のリーフレットを作成するというのが趣旨だそうです。
委員:私が居住する地域は、ベトナム系のお店がオープンしたり、ベトナム系の方が結構居住されています。
6か国語のリーフレットの中にはベトナム語は入っていますか。
委員:府の資料では、韓国語、朝鮮語、中国語、ベトナム語、フィリピン語、英語の6か国語に今年度は限っているようです。
委員:かつて私が大阪市内で勤めていた頃は、基本的に英語、スペイン語、フランス語などヨーロッパ系が多かったため、アジア圏があると伺い安心しました。
会長:茨木市内の外国籍の居住者は、国籍など、以前に比べて変化していますか。
館長:以前から増えつつありましたが、アジア圏のベトナムなどが増えています。
次の案件の子ども読書推進に関連しますが、今年度、府立図書館と共催する絵本のひろばは、多言語のものにする予定です。
昨年度は、中条図書館で英語のおはなし会を初めて開催いたしました。
誰でも参加していただけますが、図書館としてはターゲットとして、母国語が日本語でない子どもたちに来てもらえる場になればと考えており、今後広報をどうしていくかが課題です。
他課と協力しながら、外国籍の子どもたちが参加できるような行事を考えていきたいと思います。
会長:他に何か質問やご意見はありますか。
委員:資料では、図書館ボランティアの活動人数が延べ84名と報告されていますが、大人だけで、中高生などの子どもは入っていないのでしょうか。
以前、図書館の職業体験が中学生にすごく好評だとお聞きしていましたので、ボランティアはどのように募集されていますか。
事務局:図書館ボランティアに中高生は入っていません。
中学生の職場体験は毎年行っていますが、昨年度は新型コロナウイルスの影響でありませんでした。
今のところボランティアは大人向けのみとなっております。
委員:新型コロナウイルスの状況を見ながら職場体験等は再開されるのでしょうか。
事務局:今年度は再開する予定です。
会長:他にご意見はありませんか。
ないようでしたら、次の案件に進みます。
子ども読書活動推進における取組みについて説明をお願いします。