子ども読書活動推進における取組について事務局から、資料2-1、2-2に基づき説明
資料2-1:令和4年度子ども読書活動推進アンケート結果
資料2-2:令和4年度子ども読書活動推進の取組実績と令和5年度取組
会長:ご意見又はご質問をお願いします。
委員:資料2-2の1ページ目の、中央図書館の拡充のところでブックスタートの取り組みについての案内がありました。
先ほど委員からも提案のあった利用促進の観点として、子どもたちに早いうちからカードを持ってもらうという意味では、ブックスタートが好機と考えます。
ブックスタートにて図書館利用の案内、説明も行っているとは思います。
しかし、もしやっていなければ実際の利用カードを持って行き、そこにパンチを開けて紐を通して首からぶら下げて赤ちゃんに渡す、ということはどうでしょうか。
茨木市民の仲間入りとして、恐らく茨木市民として最初に公的な公共サービスのカードを持つという体験になるのかと思います。
家庭に赤ちゃんがやって来て、絵本でコミュニケーションをとったりメッセージを伝えたりしながら、茨木市民としてようこそという意味も込めて、ブックスタート時の活動を考えています。
簡単な手続きでカードを登録できるという話ですので、ブックスタートを利用促進の好機ととらえています。
3ページ目の継続で移動図書館車の巡回についてです。
例えば私が在籍していた滋賀県東近江市立図書館では、学校司書のいない図書館には移動図書館車の巡回をし、幼稚園保育園でも図書館に遠いところには巡回をして、保護者の理解も得て園児にカードを作成していました。
岡山県の瀬戸内市では、すべての幼稚園と保育園に移動図書館車が巡回して、保護者の方の理解を得て、幼稚園と保育園に行く機会のある全ての人にカードを持ってもらう機会を作っています。
茨木市のような都市ですべての園は難しいですが、特に利用に不備を感じる市民について、施策を講じていただければと思いました。
会長:他に質問等はありませんか。
委員:以前この協議会でも話題に上がりましたが、ブックスタートのときに配布されているチラシを保護者の方が紛失されることが多く、広報誌も時間的になかなか見ることができない方が多いです。
一番早く情報を得られる媒体が携帯のアプリで、そこから情報を確認できます。
私はいばライフのアプリを入れていますが、ここから図書館のページに行く際に、一回施設のところを押さないと閲覧できません。
初めて見る方がわからないのではないでしょうか。
子育てのページには子育て支援センターの情報や、広場の情報は入っています。
ただおはなし会等企画の案内がそこに入っていたり、図書館とリンクされていれば保護者が情報を受け取りやすいです。
スマートフォンのアプリは一番手元にあり書類や資料より、今は一番有効なのではと考えています。
前に母子手帳にQRコードを入れればいいのではというご意見がありましたが、それが難しくてもアプリをインストールしてもらい、そこからいけますよという方法の方が紙ベースより保護者が情報を得られると思います。
いかがでしょうか。
事務局:以前ご意見としていただきました、すぐ情報が見られるようチラシにQRコードを、というお話は取り組んでいます。
いばライフのアプリにも色んな行事を載せるようにはしています。
どこから見にいくとか、分かりにくいというのは工夫をしていかないといけないところだと考えています。
また取り組んでまいります。
会長:他に質問等はありませんか。
子どもの読書の関係ですが、何かございますか。
委員:このアンケートを見て、実際の子どもたちを見ていても本当にこの通りだなとすごく感じます。
読書が好きな子はすごく本を読みますが、字を見ることも嫌な子やどんな本を読んだらいいのかわからない子もたくさんいます。
あまり本を読まない子たちにどう働きかけるのかも学校の中ですごく考えていろんな取り組みをしています。
やはり一番は身近な友だちとか先生の読み聞かせだったり、実際に本に触れることで意外と面白いであったり、こんな本があったのかと気付くことです。
これらのことから興味をもってくれるきっかけにもなりますが、それで終わってしまう子もいます。
きっかけから読書を継続する子もいたりするので、見せていただいた取り組みのいろんなことを、図書館の方から発信していただいているのがすごくいいなと思い、自分の学校にも活かせるところがあったらいいなと思ってお話を聞かせていただきました。
委員:私もアンケート結果を見て、あまり好きではない、嫌いという子どもが実際にいることを感じています。
もちろん子どもたちの好き好きはありますが、それを思うと幼稚園、保育園とかで小さいうちから絵本に触れて、本の世界が楽しいと感じる状況がすごく大事だなと思っています。
幼稚園では毎日絵本の読み聞かせ等を、最低1回以上は継続して行っています。
本を読めない3歳児であっても本を持って広げる行為自体が嬉しいようで、絵本に没頭する子もいれば、そこに立ち寄った子どもが同じように絵を指さしたりしています。
その光景を見ていると、子どもたちが絵本の世界を楽しむスタートができていると思います。
絵本に触れる機会を継続していくために、幼稚園でも絵本の貸出を行っています。
先ほど図書館で保護者の方が本を選ばれている話がありましたが、幼稚園では子ども自身が絵本を選ぶ楽しさを味わえるようにしています。
先ほどの話を聞き、余計にその時間も本当に大事だなと感じました。
今後も子どもたちが絵本の世界を楽しめるように取り組んでいきたいと思います。
会長:こども読書の関係ではどうですか。
委員:資料2-1のアンケートでは、小学校・中学校の7~8割強が本を読むのが好きという話があり、残りの2、3割に対してあまり好きではない本嫌いな子どもたちもいます。
この結果を踏まえて、図書館はこの2、3割をどういう風にして図書館の本と出会わせていくのかということがとても重要なきっかけになると思います。
委員の方々から様々な意見が出てきましたので、挑戦いただきたいと思います。
会長:他に質問等はありませんか。
こども読書活動については以上とします。
今、第3次茨木市子ども読書活動推進計画はいつまでですか。
事務局:令和6年度までです。
会長:今年5年ですね、来年改定ですね。
国が第5次計画を3月に出していますよね。
その方向が概要で示されています。
1つは今年からの5年間も不読率をどう対応するかということと、もう1つは子どもの読書推進でもある電子書籍や電子資料の活用にかなり重点を置いています。
現状と合わない部分は非常にあると思います。
GIGAスクール構想との関連で電子の類が出ています。
その関係で国からお金が出ることはないです。
市町村レベルでは第3次4次のところがほとんどで、その中で多くの図書館が電子書籍よりも紙の資料を子どもたちに手に取ってもらうということを重視しています。
そのあたりが国の思いと自治体の思いが離れているように感じます。
来年第4次を作成されるときにどのような方向性で作成されるか協議会でも議論できればと考えています。
ここで1、2の案件を終了とさせていただきます。
その他の報告事項は下の資料の3、4の今年度の重点目標と予算の部分の表になりますので、説明いただけますか。
重点目標については昨年度の最後の時に内容の項目の入れ替えや文言の修正もいただいていたので、それに基づいて最終的に出されたものですので、それを前提に説明をお願いします。