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中央図書館(総合窓口)
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令和7年度第1回図書館協議会会議録

日時


令和7年7月31日(木)午後2時から午後3時50分

場所


茨木市立中央図書館2階多目的室

出席者(敬称略)


委員:國松(会長)、大浦(副会長)、井戸、入交、嶋田、橘、森、古川
事務局:辻田(部長)、吉田(理事)、木下(参事)、濱口(参事)、谷本、川嶋、後藤、東後、井谷、上辻、正田

案件
  1. 令和6年度事業実績について
  2. 令和7年度事業について
  3. こども読書活動推進について
  4. その他
 

開会

会長:ただ今から令和7年度第1回茨木市図書館協議会を開催させていただきます。
本日は、8人中8人の全委員の皆さまにご出席をいただき、茨木市図書館協議会規則第3条第2項の規定により、会議は成立しております。
また、本会議は「茨木市審議会等の会議の公開に関する指針」に基づき、原則公開といたします。
本日の会議の傍聴者はこの場での傍聴、今回から始まったオンラインでの傍聴どちらもありません。

会長:それでは案件1「令和6年度事業実績について」、案件2「令和7年度事業について」それぞれ関連する議題でありますので、合わせて審議いたします。
事務局から説明をお願いします。
 

1 令和6年度事業実績について 2 令和7年度事業について

事務局から、資料1・2に基づき説明資料1:図書館要覧から蔵書統計、利用統計、行事状況の一部を抜粋資料2:図書館事業計画、図書館予算

会長:「令和6年度の事業実績」と「令和7年度の事業について」、説明いただきました。
このことについて委員のみなさんからご質問等ございましたら、出していただければと思います。
いかがでしょうか。


委員:活発な活動を展開されておられまして、特におにクルでの効果が大きいとご説明がありましたけれど、実利用者数が増えているのは素晴らしいと思います。
御市の人口減少率がどのくらいかは分からないのですが、近ごろ実利用率は20%になかなか届かないのに、令和6年度ですと19.5%と、新たに図書館を使い始める方が増えているということを非常に素晴らしいなと感じているところです。
特に、いわゆるヤングアダルト世代の利用も増えているということで、非常に素晴らしいことだと思いました。
8ページに「図書館を使いこなそう講座」をいろいろとやっておられてとても素晴らしいと感じました。
必要な取り組みですが、いろいろな自治体を見ても意外と取り組まれていないと思います。
特に、「ビジネスにも使える!官報再発見」に10人いらっしゃっているのは非常に興味深いと思いました。
茨木市立図書館で採用しているデータベースの中には日経テレコン21などもあって、同時に使えるアカウント数もあると思うのですが、公共図書館だとどのくらいですかね。
また、茨木市とはいえ、畑をやっていらっしゃる方もいらっしゃると思うので、例えばルーラル電子図書館では、契約している条件はあるかもしれませんが、農文協さんに来館いただいて野菜作りのセミナーをしていただくなど、割と人気講座でございまして、これは、人口4万人くらいの岡山県の瀬戸内市で導入した際の例ですので、ご事情が少し違いますけれども、そういう新たな導入もご検討いただいているかと思うのですが、今入っているオンラインデータベースを使った講座などもご検討いただいているのかそのあたりを少し教えていただければと思います。


事務局:今年度も「図書館を使いこなそう講座」を開催しておりまして、9月13日に「図書館のデータベースについて」ということで講座を設けさせていただいております。
ただ、実際の端末を使っての講座というわけではなく、プロジェクターに画面を映して「このようなものが調べられます」という講座になります。
なお、今年度新しく「市場情報評価ナビMiena(ミーナ)」を導入いたしましたので、主にその説明をさせていただく予定をしております。
また、昨年度に引き続き、官報の講座も10月に開催予定となっております。
また、市で開催する起業セミナーに図書館のビジネスサービスの案内の説明に行っておりまして、今年度も3回、図書館のビジネスサービスを説明するなかで、データベースも説明していきたいと思っております。


会長:他の部分で何かご質問等ございませんか。

委員:昨年の事業計画案に市の各課と連携するという計画の中で、人権関係の課と資料も連携して皆さんにご周知するようなことが書いてあったと記憶しています。
今回の事業計画にはないですが、私は少し人権にも関わりがあるので市の人権センターによく行きますが、あそこも蔵書がたくさんあり、図書館にないような本がたくさんあります。
ただ、場所が離れているからなかなかあそこまで行きづらいと思うのですが、一般市民の方でも使えるので、周知みたいなものはできるかどうか。
結構本が並んでいるのに、いつももったいないなと思って見ています。
図書館で人権の関連のものを探してもなかなか探したい本が無かったりするので。
あと、視覚に障害のある方もない方もということで、バリアフリーなど、いろいろな計画をされていて素晴らしいと思うのですけれど、どのくらい一般の方と視覚に障害のある方が来られているのかその内訳はわかりますか。


事務局:はっきりとした内訳というのはわからないです。


委員:ありがとうございます。
視覚に障害のあるなしに関わらず、興味をもって、参加してくださるのはとても素晴らしいと思います。
府の図書館の会議の時にも出たのですが、盲導犬は図書館に連れてきていいんですよね。
そういう方を一度も見たことがないと思っていまして。
もしそういう方が来られたら、どういう風に対応されるのか決まっていることはあるのでしょうか。


事務局:盲導犬は入っていただけるということを職員は知っているのですが、今まで来られたことがないため、対応をしたことはないです。


委員:おにクルは盲導犬のおしっこする場所が外にありますよね。
でも、場所はあるけど、あれは誰が知っているのだろう、あそこまで誰が連れて行くのかなと思っています。
もしかしたら、行きたいけれど行きづらくなっているのであれば工夫がいるのかなと。
例えば、誰かそういう方が来られたら対応します、できます、というようなチラシやポスターをどこかに配布しても当事者は見られないので、何かの形でお知らせできたらいいのかなとも思います。
おそらく図書館に来られる方は今後すごく増えていくという感じではないし、おにクルができたことで若い人も来られていると思うし、障害をお持ちの方も車いすで来られているのもよく見かけます。
おにクルをきっかけにまた本の楽しさとかいろいろなイベントに来られるついでに本を手に取るということもあると思うので、とてもよかったなと思います。
ただ、行きたくても行けない人がいるのではないかということが気になりましたので、そのあたりもご検討いただけたらと思います。


事務局:周知について考えていきたいと思います。
今年度は障害者サービスで行っている対面朗読などの申込みが増えています。
行きやすい場所ということでおにクルで対面朗読をしています。
バリアフリーの資料もたくさん集めているので、サービスの周知を頑張っていきたいと思います。


委員:視覚障害のある方がもし本を借りたいとなれば、郵送で申し込まれるのですか。
こちらに来られなければ郵送という形でしょうか。


事務局:郵送もできますし、図書館に来ていただいて貸出もできるようになっています。


委員:バラの会さんとかがいろいろなデータを作っていただいたりしているのはなんとか数的に間に合っているのでしょうか。


事務局:はい。


館長:最初に質問していただいた人権センターの件なのですが、図書館の事業計画で人権についてを載せたことは私の記憶ではないのですが、以前ご意見で人権センターであるとかローズワムそれぞれの強みのある図書が市内にはあるというご意見をいただいていたと思います。
図書館としてなかなか案内しきれていないところもありますので、情報を共有して案内していけたらと思います。
先ほどの盲導犬を連れてこられたらどうされますかという話ですが、視覚障害の方が来られた時は職員が対応をするようにはしています。
ですので、今まで盲導犬が来られたことはないのですけれども、連れてこられて、一人で来られてという場合は、職員が対応いたします。
また、郵送サービスについてですが、音訳、点訳を本市の図書館の中でも作成していただいているのが、サピエという全国の組織がありまして、そこから図書館で所蔵していないものは取り寄せてお送りしたり、また、図書館を窓口としてご本人もそのサピエに登録することができたりしますので、その案内もしています。


会長:他に何かございますか。


委員:資料1の4ページの館別年齢別貸出人数・貸出点数のグラフですが、全体的に見ますと40代の貸出人数・貸出点数が非常に高い。
また、その両隣の30代、50代の利用率も高いという傾向が見られるかと思います。
実際に40代がどういうジャンルの貸出が多いのかとか、どういうニーズをもって資料を借りられているのか。
例えば、今回事業計画ではビジネス支援の一環として商業データベースの拡充ということで、ビジネス系について力を入れているようなことがございましたけれども、そのあたり何か関連性とか把握されている部分というのを教えていただきたいと思います。


事務局:年代別、分野別の貸出統計は昨年度抽出したのですが、現在手元にございません。
昨年度は、特に10代、20代の読書傾向を中心に調べましたので、30代、40代、50代については分析できておりません。
また検証し、今後のサービス展開や選書に活かしたいと思います。


会長:今の件は、私も他の図書館協議会で委員をしていると、特に民間企業の委員からは、クロス集計などを使ってそういう利用とどんな分野でというのがすぐに出るだろうということをおっしゃるのですよね。
たぶんシステムの組み方によっては出るのでしょうけど、なかなかそこまでのシステム設計はできていないということでずっと昔から来ているのが現状かなと思います。
私が参加している他の協議会でもよくその意見はありますね。
そのあたりはいかがでしょうか。


館長:出すことは可能だと思います。
様々な統計は出しているのですが、点で出すことが多く、面で出せてなかったところはあると思います。
分野別ではないのですが、電子書籍を導入する前に予算資料として10年前と今の貸出の比較をした際に、ちょうど10歳そのまま利用者層が上がっていました。
何歳だったのかは覚えてないのですが、例えば30代が10年前すごく多かったけれども、その時は40代が一番多かったので、新しい利用者が来てないのではないかという話をして、電子書籍の導入の必要性があるという話をした覚えがあります。
今回お示しした統計も、おにクル効果というのも大きいと思うのですが、利用者層としてはお子さんが来たら親も来る、親は図書館の中で自分の本を探すというところで、このグラフになったのかなと思います。
分野別を出すことは可能だと思いますので、実際に一番来てほしい層ですので、分析していけたらと思います。


会長:この点、いかがですか。


委員:私も経験上、図書館時代に年齢ではわけられなかったのですが、NDCの3桁ベースで貸出回転率というのを調べました。
これは、自分たちがニーズのあると見込んで発注して作った蔵書が思いどおり使われているかどうかという蔵書評価です。
そのことのプラス、いわゆる国勢調査の就業種別人口統計を活用し、例えば、製造業の中でも、ガラス製造業とかぐらいの粒度でわかるのですが、そういうところに、どれくらいの人が仕事をされているかということで、例えば日刊工業新聞社から出ているモノづくりの本なんかは、これは見込みがあるかなとか、選書に役立てたりしていたことがございます。


会長:利用者の登録は個人の情報でもあるので、あまり一人一人の属性をデータとして持つというのは難しい部分もありますね。
年齢は生年月日から自動的に出ますが、どういう職業についておられるのかの情報はほとんど持っていない状況です。
今は男女の区分についてもできるだけデータとして持たない方向にありますし、利用分析も昔に比べるとやりにくくなっていると思います。
茨木もそれほど急激に全体の利用自体が落ちているというわけではないですが、確実に若年層の利用の減を高齢者の利用の増で支えているようなところもあります。
特に都市部で周辺の自治体はそういう傾向になります。
貸出の冊数は変わらないけれど、世代ごとに見ると、利用が10年前と世代ごとの利用の変化が大きいことが見てとれます。
それを図書館としてダイレクトに選書とかに活かしていくこともありますが、そのあたりも含めて収集している資料の利用のされ方や貸出冊数などから分析するのも大事なことだと思います。
システムを使っているとはいえ大変だと思いますがいろいろと試してもらえればと思います。

会長:次は案件の3の「こども読書活動推進について」です。
茨木市は第4次という形での改定を出さないということで、3次の改定という形で作成をされました。
それの今年度の取り組み状況についてご説明をしていただきます。
 

3 こども読書活動推進について

事務局から、資料3に基づき説明資料3:こども読書活動推進の取組内容

会長:新しいこども読書活動推進計画が改定してスタートしております。
そのなかで、今年度の重点的な取り組みを説明いただきましたが、ここの部分について意見や質問があればお願いしたいのですが、いかがでしょう。
私からですが、それぞれ図書館で所管している部分と担当課でいろいろなところで対応するということもありますが、その中で拡充の項目というのは、一年間の取り組み計画に基づいての今年一年こういうことをするということですが、最終的には成果ではないですけど、進捗状況の確認などはどこかですり合わせるような機会はあるのでしょうか。


事務局:毎年度、前年度の取り組みの状況の確認し、今年度の取り組み内容について各課の担当が集まって、進捗を確認しています。


会長:私も他の自治体でこども読書推進計画の第4次などの策定委員や図書館の協議会の立場として参加している中で、どうしても約5年サイクルで、計画は1次、2次、3次と作っていくのですが、5年前に立てた計画がこの5年間でどこまで進んだのかという評価が全くないまま次の計画づくりとなっているケースが非常に多いです。
だから、また前の5年と同じようなことが計画の中に盛り込まれている。
なかなか数値目標とかを出しにくい部分も多いので難しいのですけれども。
それと、図書館が中心でやられているところとそうでないところ、自治体によってもバラバラなのですが茨木市は図書館が中心になっていますね。
そのあたりはどういう風にこれから考えておられますか。


事務局:数値目標というのは難しいところだと考えております。
こども読書活動推進計画の中では、毎年必ず点検をすることになっております。
図書館が中心になるのですけども、各課が市として、その進捗を確認して全体で取り組むことと評価するというところはなかなか難しいところですが、必要であると考えます。


館長:この改定版を作る時に数値目標のお話をいただきまして、委員から、不読率とかを目標にするのは難しいと思うが、取り組みについては、取り組みの数や何をするかについては目標としても持つことができるのではないかというご意見をいただきました。
今回3点重点目標があるのですけれども、その3点においては5年後には評価できるかなと考えております。
例えば、障害であったり多言語であったり誰もがという点でどれくらいそれぞれの立場でその事業に関わることができたかということであったり、デジタル化社会への対応という点であれば、どこまでデジタル化がこども読書で進められたかと、進めることがよかったかという成果と評価の検証は可能かと思っています。
そのあたりで評価はしていきたいと考えております。


委員:おっしゃるとおりで、評価項目として、アウトプットはなかなか難しいけれども、インプットはどのくらい政策をうてたか、財政的な面で確保できたかで評価できます。
そこでお伺いしたいのですけども、令和5年から第5次の国のこども読書活動推進計画が始まっており、地方交付税交付金での財政措置もされています。
資料購入費の部分と学校司書の配置に関わるものということですが、これが自治体においていわゆる一般財源なので、特定の事業に使ってくれないということがあります。
人口とか学校で何クラスあるのでこれぐらいなりますとか、そういう計算式の表まで作って、努力なさっているようなのですけれども、例えば少なくとも地方交付税交付金のレベルは予算がちゃんと積みあがるとか、所管課が違うので図書館でなかなかそれをハンドリングするのは難しいと思うのですが。
データを把握したうえで実態を知るというのは庁内の調整でしていただけるのかなと思ったりします。
そのあたりについて、もし情報があれば教えていただければと思います。


館長:こども読書に関する活動推進会議ではそういった話はほとんど出ていないというのが現状です。
市であったり教育委員会であったり、そういう情報の共有は図られているので、職員も敏感になっていて、特に学校にこういう補助金があるよとかいう時は、これできるよね、あれできるよねって図書館の中で話になるので、こういうこともできますね、みたいな形でご提案はしているところです。
委員が言われたように、図書館が主管課になっていますので、情報をキャッチし、共有しつつ、その連絡会等で話ができたらと思います。


委員:ありがとうございます。
よろしくお願いします。


会長:他いかがでしょうか。


委員:学校教育の立場からご意見させていただきます。
今、学校現場でもコロナも収まってきてそれぞれの研修会とかが開かれるようになり、先週、読書感想画の研修をさせていただきました。
30人ほどの応募があって、その中でどのように指導したらいいのかというのと、特に、どんな本を選ばせて、どんな風に描かせたらいいのかというところが、教職員は疑問があり、どうしたらいいのかというところを研究させていただきました。
講師には国語科の先生にお越しいただいて、国語で読み深めるのではなく、本から感じたことを描こうというところで、実際に絵を描いたりして指導を行えるようにしました。
以前は市教研の読書感想画の審査会の後に中央図書館から本を見せてもらって、こんな本があるとか、先生をお招きして、感想画の指導をしてもらっていたのですが、それもコロナで一旦無くなって、久しぶりに実施したいと思いました。
本のおすすめなどは職員がわからないところと、勉強不足なところがあるので、レファレンスなどで教えていただきたいと思っています。


会長:ほか何かございますか。
よろしいですか。
こども読書活動推進計画についての今年度拡充して取り組まれる部分については、図書館が全体の集約をしないといけないということで、大変だと思いますけど頑張って取り組んでいただけたらと思います。
まだ取り組みが始まって三か月くらいのことですので、だんだんといろいろな各課の取り組みが進んでいくと思いますので、進捗状況はどうかというところをチェックしていただけたらと思います。
案件3についてはこれで終わりたいと思います。
 

4 その他

会長:それでは、本日は案件の4ということでその他です。
せっかくの機会ですので、委員同士で情報交換や意見交換ができればということを前回提案がありましたので、少し時間をとってそれぞれの委員さんの取り組み状況や、自身が関係されている活動の中でこれはというようなお話があれば出してもらい、それに対して皆さんから意見を出してもらう時間に充てたいと思います。
全員少しずつでもお話を出していただけたらと思いますので、順番にお願いできればと思います。


委員:京都橘大学の図書館が開学以来全く手を付けられていなかったということで、改修をしたりしています。
どんな風に運営するかというところの参考に、最近東京の大正大学に視察に行かせていただいたのですが、地域の豊島区の公共図書館と連携をされて一緒にお祭りをしたりですとか、いわゆる大学の地域貢献として公共図書館と交わることでお互い助け合える部分というのでしょうか、そういうことをやられていて非常に新鮮に感じて帰って参りました。
茨木市におかれましては、立命館大学のキャンパスがあり、あそこのキャンパスも地域に開かれた場所にありますが、一番近い公共図書館のサービスポイントはどこになりますかね。


館長:線路を越えますが、穂積図書館です。


委員:もしかしたら地域連携も今もやってらっしゃるかもしれないですが、例えばゲストユーザーということで利用できるとかお祭りを一緒にやれるとかそういう大学との連携、融合というものは何か取り組まれていることがあれば、お聞かせいただければと思います。


会長:ありがとうございます。
立命館大学は滋賀県にもびわこ・くさつキャンパスがあって、そこも地域開放ということで、年間三千円払ったら図書館の利用ができる仕組みになっています。
もともと大学は地域開放をどうしていくかというか、地域連携をどうしていくかでいろいろな取り組みをしていますし、県立大学は、県民であれば誰でもカードが無料で作れるというようなことがありますね。
昔は閉じられている図書館も多かったのですが、そのあたりは同じような形になっているのですか。


館長:地域開放については、立命館大学や追手門学院大学、藍野大学では、今年の夏は聞いてないですが、昨年の夏は一般の高校生も図書館等を自習室として使ってもらえるような開放もされていらっしゃいました。
連携については今年実際に連携しようとしているのが庄栄図書館なので、庄栄図書館の館長に説明してもらいます。


事務局:追手門学院大学が近くにありまして、2年前に一度一緒に行事をさせていただき、昨年は他にもイベントがあったので見送って、今年またやろうという話になりました。
追手門学院大学の総持寺キャンパスには、外国のことに興味がある学生さんであったりとか、外国にルーツのある学生さんであったりが一緒に時間を過ごすスペースを「E-CO」があり、そこと一緒にイベントを今年の12月くらいにやる予定でおります。
大学としては地域と何かすることができるというところだったり、図書館としては大学生に公共図書館について関心を持ってもらうところを目的としております。
大学自体が独自の広報ツールを持っていたりしますので、イントラであったりですとか、プレスリリースとかもしてもらえるというところで、連携の効果が生まれると思っております。


会長:他に情報提供するようなことはありますか。


委員:アメリカでは、読書アプリを使用しているというのをよく聞きます。
公共図書館も全米90%以上の図書館が読書アプリを導入していると。
ゲーム的な要素もあって、本を読んでいくとバッジがもらえたり、レベルアップする要素もあるということです。
日本では、文京区が公教育に読書アプリを導入したというニュースが2025年3月ぐらいにありました。
「ヨンデミー」という読書アプリです。
ヨンデミーのサイトを見ると、図書館の蔵書について書いてあるので、図書館で使うことも考えながらアプリを開発しているのかなと思いました。
これまで読んだ本の読書記録とかそもそもこどもたちは読書レベルが違いますので、それをAIが判断する。
また、アプリ内で情報発信できる、こどもたちが共有できる、一貫性アプリで、非常に魅力的だと思いました。


会長:それは自分でアプリに登録しているという形なのでしょうか。


委員:その全国の図書館を対象とした蔵書検索サイトでいろいろなものを検索できるというものだと思うのですが。


会長:皆さん試してみてください。
学校の中でこんなことをしているよということでも構いませんので情報がございましたら、お願いします。


委員:昨年度まで学校では、学校図書館を使った教科横断的な学習で研究授業を茨木市として、小学校、中学校として行ってきました。
今年からは、言語活動も入れた取り組みと学校図書館、また、国語科だけでなくいろいろな教科を使って図書を活かすという研究授業を行っています。
今年も平田中学校と天王小学校で行われています。
ほかの市からも見に来ていただいて、今研究しているところです。
また、図書館は来たいと思う人も、なかなか来られないと思う人もいろいろな人に開けた図書館がいいなと私は思っています。
学校の図書館においても興味がある子はどんどん図書室に来てくれるけれど、外で遊びたい子は休み時間は外で遊ぶので、どうやったらこどもたち全員に読書の楽しさを広げられるかなと思っています。
どの学校でも読書週間と銘打って本の貸出をしたり、貸出を2冊にしたりします。
穂積図書館がされている絵本の広場と同じものだと思うのですが、東小学校でも昨年から開催しています。
一階の和室の部屋に「難しそうだな」ではなくて楽しそうな絵の本をたくさん集めて、誰でも入っておいでという感じで、わいわい言いながら本を見て楽しんでもらう時間を作っています。
学年ごとに図書の時間を設定していますので、その時間に必ず学校の子たちは全員来てもらって、本を楽しんで、楽しかったら図書室に本を借りにくるようなサイクルでいろいろな子が本を利用できるようにしていきたいと思っています。


会長:今こんなことしているよというのがあればお話しいただければと思います。


委員:幼稚園では情報提供というより、いつも図書館から情報をいただいていることが多くて、園外保育でもおにクルぶっくぱーくに行かせていただきました。
その時にも大型絵本や、その時の季節の絵本の読み聞かせをしていただき、今ここにはこんな本があるなど、施設の中の様子も教えていただきました。
また、その時の季節の絵本やおすすめの絵本を置いてあるコーナーがありますが、そこはこどもたちだけではなくて職員も目が行きます。
図書館からのおすすめの本を職員が知ることで、またこどもたちに読んであげたいという気持ちになって貸出をさせていただいています。
「おもしろい本みつけた」という冊子にもたくさんのおすすめの本が載っているのですが、幼稚園で年に2回絵本を購入する機会がありまして、参考にさせていただいています。
日々の先生たちが読む絵本の参考にさせていただいているので、職員もこどもたちも身近に季節を感じられて、新しい本にも出会えるよい機会をいただいていると思っております。
先日、未就園児のお子さんとお母さんが来てくださった行事がありました。
最後に大型絵本の読み聞かせをし、こどもたちの「うわぁ」という声が外まで聞こえてきていました。
未就園児をお迎えする子育て広場を週に一回設けていますが、その時にも必ず絵本か大型絵本か紙芝居をこどもたちに合わせて読んでいます。
そして、今は預かり保育という形で夏休みでもこどもたちが来ています。
職員が毎日絵本や紙芝居を読み聞かせているのですが、図書館に行かせていただいて先生たちが今日はどんな絵本とか紙芝居を読んであげようか選ぶので、毎回大きなバッグを持って行っています。
おにクルぶっくぱーくも近くにできたので、幼稚園も職員もこどもたちもおうちの方も一緒になって行けるところが多くなり、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。


会長:何かみなさんにしたいお話があれば何でもけっこうですのでお願いします。


委員:うちの広場は未就学児が対象なので、小さなお子さんが多いのですが、図書館をよく利用されている方が多いです。
最近絵本がすごく高くて自分で買うのは躊躇してしまうだとか、とりあえずこどもが気に入るかどうかを図書館で試してから購入するという話をよく聞きます。
図書館の特に絵本の存在がありがたいようです。
その中で、小さいお子さんを連れて図書館に行くのが大変というのがあって、中央図書館は大きい駐車場があるけれど、地下の駐車場が停めにくいという話を聞きます。
利用しやすいのは穂積です。
イオンと一緒になっているから買い物もできるし、こどもとゆっくり本を読んだりもできるというので、この暑い中で移動手段が車になることもあり、そういう利用しやすい場所が特に好まれているのかなと思う話を最近よく聞きます。
また、移動図書館を利用されている方がいらっしゃって、ふくろう広場の近くは平和堂の茨木があって、そこに来られていたのですかね。


館長:はい、一年に一回。


委員:行ってみたらとても移動図書館の本のチョイスが面白いので、「もっと来てほしい。
」という声も聞いているので、もし可能であれば、回数を増やすなど検討いただければ嬉しいなと思います。


会長:他にいかがですか。


委員:おにクル7階にある市民活動センターでは、スタッフが選んだNPOに関する本や市民活動に関わりのある本を特集して、忙しいこともありそのままになっています。
今度、学生さんがアルバイトで来てくれるので、次のテーマの「こども」に関する図書をその人の好みでも構わないので、いろいろ考えて、みなさんに手に取って見てもらえたらと思っています。
各地の市民活動センターを見ても、そこのセンターがどんな図書を皆さんに紹介しているのかは、そのセンターの人柄のようなものが分かるというので人気になっているところが多いです。
どういう本を置くのかというのも含めて、そういうものをアピールしたいと考えています。
これからの課題だと思っています。
一方で、私自身が茨木高校の家庭科の教員であったことを思えば、家庭科は受験に関係ないようでいて一番総合学習的なところがありますので、廊下には本がたくさん並んでいます。
今は男性の先生なのですが、授業の初めには必ず絵本を読みます。
小さい時に読んでもらった絵本の感じ方と高校生になってから改めて読んでみる絵本というのは、感じ方が違っていて、新たな自分や内なる自分に出会うこともあります。
それと、単元のなかで死を扱うなどいろいろなテーマを扱いますが、それに関する絵本を集め、私たちが読むのではなく、「だれか読んで」と手を挙げてもらって、絵本を読むときは、読む人がイスに座って、あとの机は下げて、みんなが体育座りをして、ちびっ子になったつもりで読み聞かせをしてもらいます。
どんな読み方をしても、たとえ感情を込めなくても絵本の力はすごいので、涙が溢れて止まらないこともあります。
だから、その絵本の力をとても大事にしていて、家庭科室の中には絵本の蔵書がたくさんあります。
市民活動の一環でやっておられる方もいらっしゃるのですが、明日おにクルで「いばみんラボ」という、こどもの居場所づくりをします。
学校に行けない、行くことを選択しなかったこどもたちの居場所作りをしておられる方が、定期的に自分の地域で活動をしておられますが、お金がないのです。
こども読書活動推進にふれあいルームに協力してらっしゃるということがあがっており、こども政策課のこども若者支援グループと連携すると素敵な活動が生まれるのではないかと、そういうところに絵本を提供できたらすごくいいだろうと思いました。
先ほどの幼稚園の先生もおっしゃっていた、ぶっくぱーくには大型の絵本がたくさんあり、時々見に行きますが、借りられているか見られているかで、「あ、ねずみくんのチョッキがないわ」みたいな感じです。
相当動いていると思うので、こどもの役に立っているというか、お母さん方も喜んでいると思っています。
いばらき×立命館DAYのときには、人権擁護委員として選んだ絵本を持って行って読ませていただいているのですが、絵本は0歳から人生の終焉まで関係性があると思いました。
高校生で言えば、図書委員の活動が小学校も中学校もそういう側面があると思うのですが、第二の保健室的な場所だと思います。
だから、図書室はとても大事にしたい。
それと同時に、図書委員としての活動では、自分が読んで面白いと思ったり、心が動いたりしたものを図書委員のおすすめの本という形で、必ず文章にしてニックネームやイニシャルで載せて、定期的に発行しています。
そういう活動が図書委員のものすごく励みになっていると思います。
だんだん文字から離れていく人も多いですが、どうしても小論文を書こうと思えば、読書量に比例して文章力は違うので、三年生になってから本を読んでも間に合わないよ、一年生の時からできるだけ本を読みましょうと言っています。
家庭科室の部屋に入ると今の世の中で一番大事にされていることに関連する本が並んでいるので、例えばこの分野に行く人はこの本は絶対読んどいた方がいいよというようなおすすめの本を必ず置くようにしています。
そういうものを全部そろえようと思うと、学校予算では絶対にそろわないので、借りようと思った時には、そういう難しい本が中央図書館にはたくさんあります。
まだまだいろいろな図書館ではそろわない分は先ほど言われたように、立命館の図書館が春休み、夏休みは高校生に無料で開放されるので、素敵な空間で、なおかつ、たくさん本があるのでそれを上手に利用してもらえたらと思います。
今少し困っているのが、茨木高校の図書館は割と流行っていたのに、おにクルができてからみんな図書館に行かないで、学校が終わったらおにクルに来るのです。
それが悩みの種です。


会長:何かあればお願いします。


委員:さっき聞き忘れたのですが、穂積図書館でやっておられるこどもの絵本広場は、イオンの中でされているのですよね。


事務局:絵本広場は年一回させていただいていまして、場所はイオンモールの一階のジョイプラザという一番大きい広場でやっています。
もう何回もさせてもらっているのですけど、最初は大阪府とイオンの協同事業で始める話があったので、私たち穂積図書館も一緒にさせてくださいということで始めました。
二回目からは穂積図書館が大阪府の資料を借りて実施するという形になっています。
今、「いろいろなことばのえほんのひろば」ということで、これも大阪府の材料を借りているのですけども、外国と日本を中心にということで3回実施しました。
今年また4回目を実施する予定なのですが、外国語にも親しんでもらえたり、外国ルーツの方にももちろん来ていただけたりするようにしております。
大阪府立福井高校のコスモスという外国ルーツの生徒さんのクラスの方にも来ていただいていたり、絵本を読んだり、一緒に遊んでいただいたりという取り組みはしております。


委員:その取り組みがすごくいいなと思っています。
大人が選んでこどもに与えるのももちろん良いのですが、こどもが自分で本を選べる、いろいろな本が置いてあってその中からどれでもいいよ、選びなさいというのもこどもが読みたい本を読める。
そこからこどもが本を好きになるきっかけ作りもあるのかなと思っているので、年一回というのももったいない。
やるのも大変だと思うのですが、各地でこういう広いスーパーの場所をお借りできたら、もっといろいろな取り組みが広がるのかと思います。
こどもの自主性と言いますか、こどもが選びたい本、読みたい本というのをこどもに選ばせてあげるのも一つ大事なことかなと思っています。
それと、私は家庭教育支援の講座をやっているのですが、最近保護者さんからは、スマホをどうしたら止めさせられるか、ゲームをどうしたら途中で止めさせられるかという話が多くて、なかなか本の話は出てこないです。
コロナ禍は図書館に一緒に行っていますという声はあったのですが、それ以降はスマホ、ゲームの話が保護者さんから多く出ていて、なかなか本の話にはなりにくい。
最近の傾向としてこどもさんがコロナ禍に一人で遊べるツールとして、ゲームの方に割と行ってしまったという感じもあります。
でも、実際に本を読むことで想像力や共感力、忍耐力など今大事と言われている非認知能力が養えるというのもありますので、本をどうしたら読んでくれるのかなと思っています。
学校ではいろいろ取り組みをされていて、読む時間もあるのですけれど、おうちでなかなかそこまでいっていないというのが懸念点ではあります。
私たちは自分たちのグループでいろいろな活動をしていて、こんな本出ているよとかこんな絵本あるよとか新しいもの出たよとか情報交換をしています。
その情報をもとに、図書館に借りに行こうかとなると図書館には無いので、まずネットで調べて、ちょっと高いのでメルカリで買ってしまったりするから結局図書館には行かないです。
この表の数には現れてこない活動の分野があるっていうこともお知らせしておこうと思います。
借りたら返さないといけないこともあり、自分の手元に置いておきたい人は買ってしまうのかと思います。
そういう人たちが私たちの他にもいらっしゃると思います。
この統計の数だけにこだわらず、幅広くいろいろな図書に関して、目を向けてらっしゃる方がいるというのも頭に置いていただけたらと思います。
私もアマゾンをよく使うのですけれど、買ったら必ず商品にレビューをつけてくださいと言われます。
一般の人でも本を読んでこれがよかったら、レビューを書いてくださいというのはできないのでしょうか。
QRコードを広報に付けておいて、市民の声を集めて、この本がよかったよというのを何かに展示するとか、何かの講演会や企画の時に貼りだしてもらうとか、市民さんはこういう本を読んでいてこういう感想ですというようにできたらいいと思います。
図書館に来なくてもこれだけ皆さんいろいろ本を読んでらっしゃるとか、こういう本がいいよねという視点も見えるので面白いのかなと思いました。
お話にあったアプリで感想を書きこむというのも一つのレビューになるので、QRコードから入れられるというようなのがもしあれば面白いと思いました。


会長:何かそういう例を聞いたことはないですか。


委員:今の図書館システムで利用者のコメントが投稿できる、スマホベースでいろいろな本のコメントを投稿できるというのがあります。
それを皆さんで見られる仕掛けには、公開と非公開と今はできるようになっているのでしょうか。
そのあたりは使っていらっしゃるパッケージ等によって違うと思うのですけども。
現状でもできると思います。
ただ、図書館システムに縛られてしまっているので、おっしゃったようなSNSのアプリみたいなブログや、読書メーターのような読書アプリみたいな気軽さはないです。
そういったアプリはインターネット全体の閲覧者が対象になってしまうので、茨木市の図書館における利用者のコミュニティのようなことをするためには、図書館で仕組み作りが必要かと思います。


会長:今年度システム更新らしいので、また検討してもらえるといいのかもしれません。
個人が特定されないようにするにはどうするかという工夫はしないといけないと思います。
地元の滋賀県でいろいろと図書館のことで課題になっているのですが、一つは、公共図書館の活動は全国的にも注目されているのですが、実は、学校図書館については全国最低だと言われています。
少し前までは学校司書が一人も配置されていないという県だったのですが、今年ようやく19の市、町全自治体に学校司書が配置されました。
ただ、全部の学校に常勤ではないです。
学校が40校で学校司書が23人くらい。
だから、2校に一人くらいです。
掛け持ちをしているケースがまだ多いのですが、ようやくそういう状況になってきました。
今の知事は非常にこども読書については理解があり、推進の立場にあるので、それに伴ってこれまでは進まなかった学校司書の配置が進んでいます。
もう一つは、滋賀県は一つだけ消滅可能性自治体というのがあります。
高島市です。
琵琶湖を真ん中にして北西にある地域で、琵琶湖と同じくらいの大きさの600平方くらいある大きな自治体です。
そこで急激に人口が減っていて、こどもの人口もとても減っています。
その中にある一つの町で小学校が三つあったのがどれも単独で学年ごとの授業ができず、そのままにしておくと複式学級にしないといけないのです。
そのため、三校を統合して一校にしてしまおうという話が出てきています。
そこの図書館協議会も、新しい校舎では学校図書館をどこに置くのがいいのかという話で、委員さんにも出てもらっています。
それにプラスして、その地域に公共図書館があるのですが、そろそろ30年くらい経つので、一緒にして学校と地域の公共図書館を一緒にするような施設を、新しくできる学校に併設したらどうかという話も出ています。
滋賀県は元々50市町村あったのが19になりました。
大阪に比べると規模の大きい市町村合併をしたのですが、昨年くらいから一部の京都に接しているところ以外はどんどん人口も減っています。
逆に図書館は合併の前からあったので、高島市も人口5万弱くらいのところに図書館が六つあります。
これからはそのまま存続させるのかも大きな課題になっているところです。
もう一つは、大阪だと比較的図書館が早くできたので、月曜が休館というのが一般的ですが、滋賀県は公務員の週休二日制が導入されたころに新しくできたところが多いので、週二日休んでいる図書館が今でも多いです。
職員さんが増えたわけではないのですが、一部の図書館でそれを一日だけにすると。
そのような形でサービスの拡大を図っています。
一方で、合併の時にどこかが開いているようにしようと、休館日がバラバラの自治体が多かったのですが、移動も含めて職員が働くのが大変なので、月火に統一するあるいは、月曜日だけにするなど、そういう動きをする図書館が多くなっています。
あと一つは、移動図書館が新たに走る地区ができています。
今実際に働いている職員さんは移動図書館をやった経験がない職員ばかりですが、割と年配の職員は昔に移動図書館の経験があります。
新しく固定の建物が建てられないので代わりになんとか移動図書館で空白地域を埋められないかという話が出ています。
あとは、今は19の自治体の8割以上は司書館長という専任の館長がいますが、だんだんと入れ替わりがでてきているので、それがこれからどうなるのか。
若い職員が非常に多くなってきており、今、正規の司書だけで150人くらい滋賀県内にいるのですけれども、三分の一くらいはここ5年くらいに入った職員で占められています。
そういう人たちをそれぞれの図書館でどう教育をしていくのかが課題になっていると思います。
他に何か全般的なことでご質問等ございましたらお受けいたしますがいかがでしょうか。
今年度もまだ暑い中で図書館の職員さんも大変だと思いますけども、頑張ってこの夏を乗り越えてもらえたらと思います。
また、二回目は7年度の事業の進捗がいろいろな項目で状況がわかると思いますので、そのあたりも踏まえて皆さんで意見を交換できればと思いますのでよろしくお願いいたします。
他に意見も無いようですので、これをもちまして、令和7年度第1回茨木市図書館協議会を閉会いたします。